《SHINJOの信条》あまり言うと谷内コーチに怒られる(笑)。段階があるんです、とね
■春季キャンプ第2クール第1日(2月6日、沖縄・名護)
取材に応じた新庄剛志監督(54)の一問一答は以下の通り。
ー(直前に取材対応した谷内コーチに触れて)
「どうでした(監督)代行? 真面目? 笑いなし? 徐々に徐々にね。急にはできないので。(5日に新人が訪問した)ジャングリアどうでした? 新人の子たち、楽しそうにやっていたよね。野村くん、きょうは志願の朝練から最後まで残ってね。また志願して朝、(特守を)受けたいというところが、いいじゃないですか。時間がない中、キャンプ、オープン戦でつかみ取るために早速、行動するというところ。徐々にではなく。きょうのケースバッティングでもダブルプレーを取って。本人にも言ったんですけど、そこまでセカンドになりきりますよ、という守備はしなくていいと思うんですよ。この(本塁からセカンド守備位置の)ラインをファーストと思えばいいんですよ。ファーストの野村くん、軽く流れるように投げるから。そのポジションがちょっとずれただけ。イメージの問題って大事じゃないですか。ファーストの時はスパーンといくのに、セカンドになったらカクカクカクとしてしまうから。あまり言うと谷内コーチに怒られる(笑)。やっている段階があるんです、とね」
ーあす紅白戦がある。守らせるか
「もちろんです。出ます出ます。吉田くんと野村くんが別のチームでセカンドかな」
ー朝の特守を監督が視察するというのは、本人も知らなかったか
「知らないと思いますよ。僕も知らなかったし(笑)。野村くん、特守しますよと言うから、じゃあ行こうかなと。朝から(ユニホームを)汚したくないよね(笑)。2枚持ってきていたからいいけど、俺やったら嫌やな、朝から」
ー現役の時はやっていたのでは
「ありましたありました。バリバリありました。もう、(泥だらけで)縦ジマが見えていなかったもん。内野で。外野の時は、レフトからお願いしゃーすって言って、センターぐらいまで走ったところで川藤さんがこのライトのポールのとこに(フライを)打って、それを捕りに行く。これを30往復ぐらい。俺たちの練習じゃないもん。川藤さんのノックの練習(笑)。それに付き合っていたという。でもね、練習していても、俺の足の動きと外野の守備のうまさ、今まで見たことなかったらしい。ショートの練習もしていました。そうしたら、吉田義男さんと、もう一人、まあまあ有名な方が、5、6年は新庄がショートを守ったら大丈夫と言われた時、川藤さんが、ショートの(ように)守備範囲が狭いところで守らせたらもったいないと。川藤さんしか、知らんから。とんでもないんやからと言い続けて言い続けて。内野でと言われたんだけど、俺が外野に行くと、ほら見てみと。それからずーっとゴールデングラブ賞だから。それしか当たらなかったという、川藤さん(笑)」
ー川藤さんは大先輩…
「大丈夫。めっちゃかわいがってもらっていたから。よくご飯とか行っていたから。(二塁挑戦は)アピールポイント、チャンスなので。コーチの意見で、ジェイいいですよと、動きもいいしと。それなら競争させる価値があったなと。スカウトもやられていた西コーチが、3年前から野村のセカンドありよ、とずっと言っていて。僕はないですと。そしたら次の年も野村のセカンド(を主張して)。いや、西さん僕と気が合わないですと。でもこうやって、戦力が分厚くなって、セカンドで勝負。西さんが読んでいたらすごいですね。西さんが言っていたようになってきたなと。浅村くんみたいに(なってもらいたい)。守備範囲はたぶん野村くんの方がちょっと広いかな。肩は全然、野村くんだと思うんですよ。あとはもう慣れ。人工芝の方がいいかな(笑)。最初、使うなら。でも土のグラウンドでも、逆に経験させたらうまくなるしね。人工芝がめちゃくちゃ簡単になるから。競争ですね」
ーブルペンの方で細野を見ていた
「細野くん良かったね。パッと2球見た瞬間にあれ? 腕が下がってない?と思って。あの下がり方で、左バッターのインコースに食い込むようなシュート回転のえぐるボールの質に変わっていたんですよ。ちょっと気になったのは、(腕の位置が)低いところから真っすぐがあって、フォーク、行きますと言った時に、ちょっと(腕が)上がるんですよね、落とすために。そこは見やすいかな。フォークかも、とバッターからしたら。サイド気味で変なフォークの落ち方になるのかな。手首の角度で。まあでも、試合のグラウンドで、違うチームのバッターに投げてみてからじゃないと。ブルペンでは分からないですよ。もうブルペンと本番で、全然違うピッチャーがたくさんいるから。ブルペンで練習していて、本番こんなところに投げたら。練習から間違えているやろと。そういうピッチャーもたまにいるんですよね。投げ方全然、違うくない?と。ストライクを投げたいから、合わせにいくピッチャーもいるし。今度の紅白戦では後ろに、(機器の)名前はちょっと分からないんですけど、ブルペンとバッターに真剣に投げる時のデータ、数字の違いがあるんですよ。キャッチャーは危ないですけど、真後ろに置いて、これだけ差があるよというところを出してもらおうと思って。フロントから置いてもいいですかと聞かれたから、ええ?そんなん邪魔になるやろと思ったんだけど、説明を聞いたら、あ、面白い面白い。本番とブルペンでは違う人、かなり出てくると思う。数字もね」
ー細野は先発の一人として考えている
「はい、もちろん。もう決まっていますよ。あとはちょっと気になったのはここ(握り)。あしたから試合になって、いろいろ思うことは出てくるだろうと思う」
ーOBの中田翔さんが訪れた
「初めましてです。はい、初めまして」
ー中田翔さんは選手みんなが強い打球を打っていて、監督の指導が徹底されていると話していた
「やっぱり強い打球でしょ。長打は魅力だし、ガンガン打って打って、ポイントを前にして。最後、水谷くんのバッティングでも、前で前でさばいてほしいということは言って。西川くん以外はね。西川くんの場合は、フォームを2日前に変えました。これは覚えてください。あとはバッターボックスでどうこう考えずに。練習終わった後、裏で固めればいいんだから。グラウンドに出た時は、とにかく芯に、どんな打球だろうが、芯に当てることだけ考えて。みんなバッティングフォームばかり気にして。当てることを忘れている。これが一番大事だから」
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ー形式よりもまずは当てなさいと
「バットも変えたし、それは、わけ分からんと思うよ今。何十年もの、ヘッドの重さとか細さの感覚があるから。俺がいきなり、バーンと太くしたから。でも、5日ぐらい練習したら、この感覚で打てばいい打球が行くなということがつかめるから。あとは試合ですよね。試合で結果が出たら大丈夫。僕、メジャーで10本、ホームランを打ったんですけど、9本は違うバット。違う人のバット。誰のか分からんヤツを取って。これいいなと。カーン、ホームラン。次に、これいいなと。よく怒られていた、メーカーさんに。契約しとるがなと」
ー体調や感覚に合わせてバットを変えたのか
「いや、守備が好きだったから、バッティングは別に、どうでもいいというわけじゃないけど。まあ…ランナーがいない時は面白くないなと。別にバットなんか、なんでもいいやという感覚でした。だから2軍でガンガンガンガン練習して使っていたバットで固定していたんですけど、オマリーがけがをして1軍に上がった時に、オマリーがロッカーでいらないとゴミ箱に捨ててあったバットを拾って、ホームラン。タイカップいいな。使ったことなかったんだけど。それで使わしてもらった」
ー今の選手は対応できそうか
「できない、できないと思う。思うけど、変えないといけない、彼は。全てを。ゼロ、もうマイナスからでもいい。やってみて、変えた時というのは、意外と結果が出ました出ましたと。それで1週間がたつと、おかしくなってくるんですよ。昔の癖が取れずに。打てないと、戻そうかなとなるけど、戻さずに。ひたすら練習して、結果を出して、固めていって、みんなの印象を変えるというのは大事なポイントですよね。ファンにしても、首脳陣にしても。変わったよねと。いけんじゃね、というのはポイントですね」
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ー今、先発候補は何人ぐらいいるか。
「11人と考えていたんですけど、今度来る外国人ピッチャー。先発させてみようと思って。やっぱり最初は先発でしょ。先発をさせておいたら中継ぎでも。たぶん野手をやっていたから、器用だと思うんですよね。先発で見たいですね。それで12人になりましたね。ただ、こう言っていても、シーズンが始まったら、いなくね?と。あれ?と。去年はずっといたけど、そうなってくるんですよ。どの監督も言う。キャンプに入る前はめちゃくちゃいるんだけど、オープン戦の時には、あれあれあれ?となってくる」
ー先発から中継ぎに回る投手も
「ありますよ。もちろんあるだろうし、去年みたいな感じになるかもしれないし、6人で回すかもしれない。分からないね。そればかりは。その年ごとに違うようにさせないといけないというか。同じようなことを僕はしたくないタイプなので。期待して見ていてください。沖縄は温泉ないのかな? ジャングリア? 温泉に入りたいですよね」
ー5日のキャンプ休日、ゴルフに
「行きました行きました。もう、(スコアは)120手前ですわ。バンバン、パリッパリ(笑)。普段、体を回すことがないから。バッキバキやった。でもパーを4つぐらい取った。ドライバーはだいたいOBするんですけど、たまたまOBに行かなかった時は、野球でいうとランナーがいるような形。よし、2打目も集中して。バーンと2オン。パターは1度外れて、次に入れる。それでパー。ドライバー次第でした。ドライバーが外れんかったら集中力が出ていました。OBだともう、脳がギブアップでいいよと。ギブアップは12? オッケーオッケー、12と書いておいて、みたいになってしまう」