西川遥輝 5年ぶりの古巣復帰 5000字インタビューで語ったリアルな思い「人間味あるよ(笑)」
DOMIれ!ポーズを披露する西川=撮影・桜田史宏
たっぷり語ってくれました!
5年ぶりにチーム復帰した日本ハムの西川遥輝外野手(33)が、道新スポーツデジタルのインタビューに応じ、ありのままの思いを明かした。2021年オフに日本ハムを退団し、楽天、ヤクルトと渡り歩き、さまざまな人たちとの出会いを経験。引退を覚悟した昨オフの葛藤、そして再びチームメートとなる宮西、中島、伊藤について、万波ら若手選手に道具の大切さを説いてきた理由など、人間味あふれる背番号7らしい言葉の数々が並んだ。(取材日・2月3日)
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―きょうはざっくばらんにいろいろ聞かせてください。キャンプ、楽しんでますか
「気疲れも…あんまりなく。フフフ。いい雰囲気でできてるんじゃないですか」

―初日にはいい意味で温かいとも言っていたが
「そうですね。いい意味で温かい。それがファイターズの良さだから。だからいいんじゃないですか?(新庄)監督が厳しくしている部分もあるから。監督がいることによってメリハリも出るし。いいことだと思います」
―入団会見ではファイターズと試合するのも嫌だったと言っていた。再びファイターズでやりたいと思えた理由は
「ファイターズで終われたらいいなっていうなんとなくのビジョンは持っていて。でも、そんな簡単なことじゃないっていうのも分かっていた。いざ、野球できるかどうか分からないってなった時に、ヤクルトでお世話になったけど、終わるのはここじゃないかなっていうのも…」
―移籍当初はファイターズと試合するのも嫌だったのに
「まあ、時間がそうさせるでしょ」
―移籍1年目は
「めちゃくちゃ嫌だった。札幌ドームも行きたくなかったもん」
―楽天、ヤクルトで学んだこともたくさんあった
「めっちゃある。めっちゃいっぱいある。 でも、本当いろんな球団に行って良かったなって思うんすよ」
―印象に残っている人との出会いは
「いっぱいいるよ。ほんといっぱいいる。 楽天でも…名前を挙げたら、挙がってない人がどうとかなっちゃうからあれですけど。めっちゃお世話になったっていったら、まあ岸さんとか岡島さんとか。銀次さんとかもそうですね。先輩でいったら。本当、スタッフの人にもすごい優しくしてもらって、楽天って思ってたよりもすごいアットホームだなって思ったし」

―温かく受け入れてくれた
「ヤクルトに行っても、後輩たちにもお世話になったし、本当に慕ってくれた。だってきょうだけでも、ヤクルトの選手2人から『那覇のおいしいご飯屋さん教えてください』と『東京のおいしいご飯屋さん教えてください』って来るんすよ(笑)」
―それはなんかうれしい
「食べログじゃないよって返したけど(笑)。後輩だよ、それ」
―自主トレを一緒にやっていた岩田選手も
「ガンちゃんはどっちかっていったら、そこまで踏み込めない。ちょっとした尊敬のまなざしでまだ見てくれてんじゃないですか。そのへんで関係ない奴らはめっちゃ友達感覚で言ってくる」
―そんな中での戦力外通告。真っ先に助けを求めた栗山CBOはどんな存在か
「どんな存在…。うーん…おじいちゃん(笑)。ゴッドファーザー。ゴッドファーザーではないんだけどな。なんかもう、だって2021年、栗山さんが辞めるってなった時『遥輝、ファイターズ頼むな』って言われたんですから。監督っていう立場を離れて、僕も監督の下でやらなくなって。栗山さんとやった9年間って本当すごい内容の濃い、恵まれた9年間だったなっていうのも感じました。いろいろ気を使ってもらったし、もうすごい目配りというか気配りというか、ずっと見てくれてたんだろうなって思うし。だからなんか現場離れても、やっぱすごい大事な恩師という感じですね」
―ファイターズに戻りたいと思った時も
「その時もすがりました」
―その後、オファーを待っていた期間をあらためて振り返って
「もう、ファイターズでできるとも思ってなかったから。9割諦めてた。でも、ボーッとしてるわけにもいかないから、とりあえずトレーニングしたり走ったりして、まあ気を紛らわして。どこに向かってんのか分からないけど、無駄な一日は過ごしたくないから、毎日それなりに動いて」
―引退もよぎった
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「ファイターズとしか話してないし、ほかの球団に自分からは話してないし、してもたぶん無理だろうなと思ったので。だからファイターズで、もうできなかったら引退かなっていうのも思ってました」

―復帰が決まり、球団は21年まで背負っていた7番を提示してくれた
「(照れくさそうに)まあ、なんか別に7番じゃなくてもよかったんすけどね」
―昨季まで7番を背負った後輩の松本剛(巨人)は、交流戦でお互いセンターで出たいと話していた
「剛もFAのタイミングで、連絡全くしてきてないから。 すごい気を使わしてたのかなって」
―兄貴分として慕われていた
「だからこそ、ピン(石井)もそうだけど、おまえたちはもう連絡してこないんだよな、そういう感じなんだな~って言ったら、『マジで連絡できないっす』みたいに2人とも(笑)。 もしかしたら引退するかもしれない選手に、自分の相談なんかできない…。分からんでもないけど。でも、その次元の関係じゃないから、もっとさ、と思ってたんだけどね、俺は。気を使わしてしまったね。(新天地で)剛も知らない選手が多いだろうけど、知ってる人が絶対いるから。(甲斐)拓也とかも同じリーグでやってたりとかね、(田中)瑛斗もいたり、北浦もいて。だから全く知らないところに飛び込んでるわけじゃないから、剛は剛なりに頑張って。どこ行ってもファイターズの選手いるから」
―たしかに
「剛がすごく感じると思うよ。(日本ハムを)出たら。え、ここにもファイターズいる、ここにもファイターズいるみたいな」
―自身も感じたか
「めっちゃ思った。ロッテと試合してる時とかめちゃくちゃ面白かった。ファイターズだらけ。(石川)慎吾もいて、岡ちゃんいて、西村いて。(首脳陣では金子)誠さんもいて、吉井さんもいて。あれ!?みたいな」
―古巣復帰が決まって、親しくしている先輩・宮西と食事に行ったとか
「ミヤさんは、入団会見の前の日に連れてってもらって。で、こっち(名護)来た初日も連れてってもらって。まあ兄貴です、兄貴」

―昔からご飯に行く仲だった。宮西は西川のことを「大人になった」と話していたそうだが
「僕はミヤさんのことを『あ、すごい大人になったな』とはやっぱ思わない。昔からやっぱすごい大人だったんだなっていうのも今、感じるし、僕はやっぱ子どもだったんで、逆に子どもだったんだなっていうのは感じるから。すごい頼りになる兄貴です」
―40歳まで現役を続けている姿をどう見ているか
「すごいね。野手とピッチャーで違うかもしれないけど、(自分も)もっともっとやらないといけないなとは思いますね」
―今は1、2軍で離れているが、中島の存在は
「タクさんとはしゃべるけど、ちゃんとご飯とか行けてないんすよ。だから奈良間から『飯行くぞ』とだけ伝言もらって。(奈良間が2日に紅白戦出場で)国頭に行ってたから。 『飯行くぞ』ってタクさんが言ってましたみたいな。それは来てくれんの? 俺が行くの? どっち?みたいな。いつの話?みたいな。立場がまた変わってて、僕が違うチームにいる時と、今とまた会話の内容が違うと思うから。それはそれでまた楽しみに」
―若手時代に「ハルタク」コンビと呼ばれていたことはどう感じていたか
「いや、なんかタクさんがずっと『なんでタクハルじゃないんだ』って(笑)。そこをごねていたっていう」
―同じ野手として、気心知れた先輩の存在は大きい
「だから早く会ってご飯食べたいなと思う。先輩も今(1軍に)いないから。なんかちょっと心寂しい部分はあるかな。30歳(台)いないんだよだって。30歳いないよ。寂しいよ、そりゃ」

―エースに成長した伊藤のことはどう見ているか
「なんかまあ1年しか(一緒に)やってないんだって感じっすけどね」
―登板後にアドバイスを送ったりしていた
「意外と面倒見いいんだよね(笑)。別にそんなつもりでやってるわけじゃないんだけど。なんかやっぱ気になる選手っているやん」
―昨季、沢村賞を受賞し、球界を代表する選手になった
「でも、やっぱり大海はその時のまんまの大海だし、かわいいし、頑張ってもらいたいけど、やっぱ今、チームの中心の選手だから、自覚ももちろん持ってるし、清宮(幸)もそうだけど。 本当に立場が変わったけど、チームを背負ってるなっていうのも本当に感じるから。なんか成長を感じるって言い方したら、ちょっと上からになるけど、頼もしい存在にはなってますよね」
―伊藤は1年目の時に、ペットボトルにちょっと残ってた水を捨てて注意されたのを覚えているという。言った本人は覚えているか
「覚えてないけど、たぶん言うと思う。うん、確かに」
―以前から若手選手に道具を大切にしろと口酸っぱく言ってきたと聞く
「言うっすね。結局、助けてくれんのって道具だったりだとか、そういった部分なので、それを粗末に僕はできなかったんすよ。ずっと高校の時からけががちで、プロ入って1年目も肩を手術したりとかで。結局、やっぱモノを粗末にできない。ボール蹴れないとか、蹴った足でけがしたら…とか思っちゃうから。そんなことないかもしれないけど、そういうところにこう気を使えるようになったら、もっといろんなところに気を使えるようになるから。だから、落ちてるゴミもそうだし、例えばここ汚いって気付いた人間がやればいいよ、なわけで。そういう目配り気配りができるようになったら、選手としては成長するから」

―万波らその教えを守っている選手が多い
「それはマンチュウ(万波)に今年か去年のオフかなんかに、そんな話されて。あれは僕は今でも本当、残ってますみたいに言ってたんで、ああそんな話もしたなと思って」
―バットを下に置いちゃダメとか
「どう捉えるかはその人次第だからさ。それが正解ではないすからね。僕が思うのはそうなだけであって」
―その万波ら、もともと親交がある選手には、若手とのパイプ役を、と話していた。自分から食事に誘うタイプか
「うん。今度もそうだけど、じゃあ大海、ご飯行こうよ。大海、誰か誘っといてみたいな。だいたいは知ってるやつで。万波ご飯行こうよ、誰か誘っといて。幸太郎ご飯行こうよ、誰か誘っといて。その中に誰が入るか僕は分からない。だから行ったことない選手がいいなとは思うから。でも、だって例えば俺と郡司2人でご飯食べたら、そりゃ緊張するだろうから。だから幸太郎と郡司とかさ、万波とジェッシー(水谷)とかさ。そんなんだったら大丈夫」
―キャンプ中、名護のロッカーで、近くは誰か
「(山崎)サチと…後ろが今ちゃん(今川)あと壁」
―同学年が隣は心強い
「でも(練習メニューが異なるため)全然、会わないよ」
―もともと親交がある
「なんかね、しゃべる。(理由は)分からないけど、なんかしゃべってる」
―今川とは21年に1年、ともにプレー。今回このキャンプでは会話も増えたとか
「しゃべる。人間だもん。人間味あるよ(笑)」
―このオフは雲隠れしていた。トレーニングの手応えは
「分からない。でも、いい方向に持っていかないといけないんで、それを筋肉付けるだけだったら誰でもできるし、それをどう野球につなげるか、どう野球に生かすかっていうのはずっと考えてやってます」

―公の場にも出てこなかった
「新人合同自主トレの邪魔できないよ」
―鎌ケ谷に訪れることもあるかなと思っていたが
「全部、新人合同自主トレの休みの日に行って。みんなに気を使わせないように」
―最後に、入団会見で結果が出なければ自分から…という話をしていた。その思いは変わらないか
「もちろん。もう、ダメだったら自分からっていうか…クビって言われるだろうけど、もう自分から、ありがとうございましたって言う覚悟で来てるので。でも、良かった時にはお金いっぱい上げてくださいよっていうスタンスで(笑)。だからもう、本当に頑張って成績を残して、もう一回、自分自身ができるんだぞっていうのは思いたいし、結果として見たいです」
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