山県秀 書き初めにしたためた「ボス(新庄監督)から言われた目標」
打撃練習する山県=撮影・桜田史宏
プロ2年目に懸ける思いは人一倍
日本ハムの山県秀内野手(23)が、プロ2年目シーズンに向けて年明け2日から休みなく練習を続けている。
6日は千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを行い、ティー打撃だけで1時間半以上を費やした。「危機感しかなくて。びびっているっす。不安で」。日々の振り込みで手のまめはつぶれ、「(打撃コーディネーターの佐藤)友亮さんにはティーと言われているので、重点的にやっています。後半に向けて、どんどん(練習量が)増えていくので。今はあれが体力の限界です」と汗を拭った。
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1年目の昨季は84試合に出場し、打率.232、3本塁打をマーク。持ち前の守備だけでなく、バッティングでも存在感を示した。今季の開幕戦(対ソフトバンク)では、先発が予想されるモイネロ限定で「5番・遊撃」に内定している。

絶品おせちで準備万端
このオフはハードなトレーニングを敢行。ホッと一息つけたのは、元日くらいだった。「それこそ初詣と、両親がおせちを作ってくれたので」。山県の父は、料理上手。ここ数年、おせちを購入していたというが「お父さんに、おせち手作りで食べたいな~ってぼそっと言ったら作ってくれました。大みそか、5時半に起きてそこから12時間っす」
父が手間暇かけてくれたおせちは絶品だった。「1日に全部、食べ終わっちゃったんですよ。おいしくて。で、2日から普通のご飯でした。珍しく。普段は残るんですよ。あれだけの(量の)おせちだと」。練習漬けの日々を送る中、愛情たっぷりの料理でパワーをチャージできた。

年始のあいさつに即返信してくれた先輩方
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正月恒例の書き初めには「堅実」という2文字と、新庄監督から課された今季のノルマをしたためた。指揮官にSNSのDMで新年のあいさつを送ると、今年の目標が返ってきた。「ボスから言われた目標がゴールデン・グラブ賞と(打率)2割7分。それを書き初めに書きました。今季の目標ですね。去年の(成績の)こと考えたら全然、足りないので」と気が引き締まった。

チームメートにも「ほとんど全員。LINEを持っている人、送りました」とメッセージを送信した。〝師匠〟と慕っている郡司は「あけおめ。お年玉送っておいた、って。お金じゃなくて〝郡司賞〟。まだ、届いていないですが、楽しみっす」とニッコリ。阪神へトレード移籍した伏見からは、ジョーク交じりの返信があった。「寅威さんは『敵なので嫌です』と来ました(笑)。今年もよろしくお願いしますと送ったら。その後、冗談だよと言われました。それこそミヤさん(宮西)とか、ホームラン7本ねって言われました。みんな、あけおめ~って感じなんですけど(笑)」
コーチ陣のゲキにモチベーション上昇
新庄監督だけではなく、コーチ陣の言葉も胸に響いた。「それぞれ自分の心に響くことを言ってくれました。(内野守備走塁コーチの)谷内さんからは、今年はチームリーダーになるための1年にしてほしい、チームを引っ張るための1年にしてほしいと言われたし、(佐藤)友亮さんも、去年は去年、今年は今年、地に足着けてイチからやっていこうと」
真価が問われる2年目のシーズン。周囲の期待をひしひしと感じながら、山県は必死にバットを振っている。
