元Fジュニアのノーノー左腕・竹内樹生が健大高崎に合格 門別2世が石垣ロードでプロ入り目指す
石垣元気らを輩出した群馬・健大高崎に進学する竹内=撮影・西川薫
有望道産子が道外強豪校へ進学
元ファイターズ(F)ジュニアのエースとして華々しく活躍した竹内樹生投手(日高門別中3年)が、群馬・健大高崎に進学する。同校は2024年春のセンバツ甲子園を制し、昨年のドラフト会議で千葉ロッテから1位指名された登別出身の石垣元気投手(登別西陵中出)ら、プロ野球選手を輩出する強豪校。ほかにもFジュニアのチームメートで昨夏の侍ジャパンU-15に選ばれた苫小牧リトルシニア(S)の上原優馬投手(苫小牧啓明中3年)、昨春のリトルシニア全国選抜16強の札幌北S・坂本聖七投手(札幌新川西中3年)の道産子2人が同校に進学する。健大高崎以外にも、道外へ進学する主な中学生を紹介する。
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全国から猛者が集まる強豪で腕を磨く。竹内は2022年の12球団ジュニアトーナメントでファイターズジュニアのエースとして史上初のノーヒットノーランを達成した元スーパー小学生。同期は38人で3学年で過去最多になる見込み。183センチ、88キロと大きく成長した左腕は「同級生たちがすごい人ばかりで、自分が一番下からのスタートなんじゃないかと思うぐらい、みんな野球もうまいですし、中学時代、小学時代に活躍してきた人ばかり。良い仲間がいっぱいいるので、切磋琢磨できたら。高校の3年間で甲子園に行くことももちろんですけど、それと同じぐらい自分を磨いて、高卒でプロに行けるような選手になりたい」。将来の明確なビジョンを抱いて北海道から旅立つ。
2023年3月25日、日本ハム対ヤクルトのオープン戦で始球式に登板したファイターズジュニアの竹内樹生
衝撃の全国デビューだった。日高門別小時代は阪神・門別啓人投手(21)と同じJBC日高ブレイヴでプレー。6年生だった22年12月のNPB12球団ジュニアトーナメント2回戦のヤクルトジュニア戦では、門別投手が富川中時代に使っていたグラブを譲り受け、最速130キロの速球を武器に大会初のノーヒットノーランを果たした。翌年3月25日には、開場したての北広島・エスコンフィールド北海道で行われたヤクルトとのオープン戦で始球式の大役を務めた。
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中学時代は将来を考え「選択肢は○○しかなかった」
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中学の進路は硬式のチームではなく地元・門別中の軟式野球部を選択。将来を考え「あまり肩肘に負担をかけたくないと思って、自分の中では軟式という選択肢しかなかった」。1、2年生は富川との合同チームだったが、3年春に部活動の地域移行に伴い周辺の5校で日高西部富川ベースボールクラブを結成。最速は138キロのエースとして全道8強に貢献した。

道産子の先輩とも対面し「すごくプラスに」
昨年7月に健大高崎の野球部を見学。「自分はピッチャーで活躍したいという思いの方が強かったので、設備、環境、指導者さんも含めて、自分がレベルアップできる」と確信。さらに登別市出身の石垣投手と、釧路市出身の下重賢慎投手(3年)とも対面し、石垣からは「リリースの瞬間に一番100%の力を伝えられるように」、下重からは「ピッチャーとして設備が良い環境でレベルアップできる」と助言を受けた。「北海道から行っている先輩が3年生に何人かいたというのも、すごくプラスになりました」。甲子園優勝校など道内外10校ほどの中から絞り込むのに時間はかからなかった。
出身地「日高」をもっと有名にできたら
昨秋、地上波で全国放送された連続ドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」で話題を呼んだ日高地方。門別投手や元ロッテの高沢秀昭氏(67)、実家が牧場の元西武・戸川大輔(29)を輩出している。「元々少し興味あって、ドラマを見てさらに興味が湧いてきた。日高という名前をもっと有名にできたら」。昨年12月には帰省した門別投手と日高町内で行われたファンミーティングで再会。「頑張って」と激励された。4月の入寮時には門別投手が高校時代に使っていたグラブをお守り代わりに持参するという。
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昨年10月からは、高校進学に備えて週に一度、札幌で行われている日本ハムのアカデミーが指導するFBAジュニアユース(U15)に通い、初めて握る硬式の扱いにも不安はない。「最終的な目標としては、高校3年生の時に150キロを超える真っすぐを投げられるようなピッチャーになりたいと思っている。まずは焦らずにスピードだけじゃなく、球の質の部分も求めてやっていけたら」。可能性無限大の15歳はじっくりと足元を固め、大舞台で羽ばたく日へと力を蓄える。
町内の「とみくる」に展示されている、日高町産駒・モーリスの15年安田記念優勝肩掛けと竹内
■道外の高校へ進学する主な中学生■
位置 選 手 名(出身チーム)
・弘前聖愛
内外 白濱 大知(とかち帯広S)
・八戸学院光星
捕 其田 陽輝(札幌新琴似S)F
投内 平田 緯吹(札幌羊ケ丘S)
外 田中 陽翔(札幌羊ケ丘S)
内 原田羅偉玖(北空知深川S)F
・東北
投 中根 翔(札幌新琴似S)
・盛岡大付
内 山下陽太郎(函館港西S)
投 林 優弦(洞爺湖S)
内 麻柄 詠志(洞爺湖S)
投 清光 煌人(洞爺湖S)
・花巻東
投 小瀬 遙(とかち帯広S)F
・健大高崎
投 竹内 樹生(門別中軟式)F
投 坂本 聖七(札幌北S)F
投 上原 優馬(苫小牧S)F
・花咲徳栄
投内 山口 颯大(小樽S)F
・大阪学院大付
投 宮澤龍ノ介(札幌北S)
・山村学園
内 対馬 瑛人(札幌羊ケ丘S)
・帝京長岡
投 荒井 海惺(千歳S)
外 内山 悠大(札幌東S)
・滋賀学園
投 吉田 凱斗(札幌北S)
・京都国際
投 小廣川明虎(札幌中央S)
・天理
投 佐井 悠真(札幌新琴似S)F
・高川学園
投 渡邊 翔天(札幌新琴似S)
・鴻城
投内 細見 仁(恵庭S)
・秀岳館
投 増井 瑛大(北広島S)
※Fは2022年ファイターズジュニア、チーム名のSはリトルシニア