田中正義&斎藤友貴哉 同学年コンビが息ぴったりトーク 〝北の電話番〟エピソードも初披露?
帯広会場はリリーバー同士で
日本ハムの田中正義投手(31)、斎藤友貴哉投手(30)が18日、帯広で行われた「ニッポンハムプレゼンツ プレミアムトークライブ」に出演。冒頭、司会者から「合言葉をお願いします」と振られると、「せーの、きょうも虎視眈々!!!」。同学年のリリーバーコンビが、息の合った掛け合いで来場したファンを沸かせた。
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斎藤のコメントを田中がフォロー
大爆笑の連続だった。今シーズンを振り返るコーナーでは、両投手のマウンドでの表情が対照的なことが話題に。田中のブルペンでの様子を問われた斎藤は「なかなか試合では見られないというか、ファンのみなさんが見られない田中選手がブルペンでは見られたりするので、プレッシャーと戦っているんだなと、すごい一面だな、すごい緊張感の中でプレーしていると思います」とコメントした。
分かるようで分からない回答に、田中は「ファンの人、何を言っているか分からないから」と冷静にツッコミ。「僕が試合にブルペンで(肩を)作り終わって行く前にトイレで叫んだりしていくのを言っているんだと思います。きょうは友貴哉の〝通訳〟のつもりで来たので(笑)。何となく(斎藤の)言っていることは分かるので、どうやったら第三者に伝わるのかなと思っています」と説明した。これには斎藤も大きくうなずき、「正義はいつも冷静なので〝通訳〟してくれています」と感謝しりきだった。

〝北の電話番〟or〝北のドアマン〟
さらに、質問コーナーでは、本拠地・エスコンのブルペンで斎藤が電話を取っていたことについて「ブルペンの電話を選手が取ることがあるのか?」と問われた。これに対して、斎藤が「いつの試合か分からないんですけど、たぶん取る人がいなくて、自分〝北の電話番〟って言われているんですよ」と語り出し、田中は「初めて聞きました」と仰天。会場がざわつく中、「まだ下積みというか、電話を取ることからスタートなので。〝北の電話番〟と、〝北のドアマン〟とも言われています。ドアマンっていうのは正義だったり、走って(マウンドに)行くリリーフの方を送り出す。それで〝北のドアマン〟っということで」と続けた。
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「その仕事は誰にも負けたくない」
新たなエピソードまで織り込んだが、田中は「質問の答えになっていないですね」とニヤリ。「本来は武田(投手)コーチがブルペンで電話を取る係で、本当に細かい話をするときに(ベンチにいる)加藤(投手)コーチと武田コーチが電話ではなくて、ベンチの裏でしゃべる時がある。武田コーチがベンチに行ったタイミングで、入れ違いでブルペンに電話がかかってきたりするので、そのときに裏方さんとか若い選手が取ったりするんですけど、今はたぶん困ったら〝北の電話番〟が(笑)」と事細かに説明。それを受けて、斎藤は「その仕事は誰にも負けたくない。誰が(電話の)反応がいいかっていったら自分だった」と使命感をのぞかせた。

締めの挨拶で、田中は「友貴哉の〝通訳〟として力不足を痛感した」と反省点を口にしたが、〝北の電話番〟という新たなネーミングまで誕生するなど、終始大盛り上がり。最後は斎藤の「来年、みなさん素晴らしい景色を見ましょうよ。優勝するぞーーー!」というかけ声に、会場全体が「おーーー」と応じていた。
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