2025自己採点~斎藤友貴哉の場合~「チームMVPは奈良間大己。準備を欠かさない男なので」
日本ハムの長い戦いが終わった。宿敵のソフトバンクと終盤まで優勝を争い、CSファイナルでも激闘を演じた。道新スポーツデジタルでは選手個々の成長や奮闘に焦点を当てた「2025自己採点~の場合」を不定期連載する。取材班が「俺が選ぶチームMVP」「お世話になった人、感謝したい人」などのテーマに沿って聞いた。


この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「じゃあ、期待も込めて60点で。後半戦はすごく良かったんですけど、前半がやっぱり自分のスタイルを見つけるというか、それまでに時間がかかったので。それでも使い続けてくれたボスだったり、ピッチングコーチだったり、首脳陣がいる。自分でつかんだというよりかは我慢して使ってくれた感じだった。前半戦の自分のポジションを確立する。つかむまでに時間がかかったので、来年はそこを早く修正できたらと思います。まだまだ伸びしろがあるし、全国の野球選手に夢を与える、って書いておいてください」

「あっ! 8月22日のホークス戦。今年初めて160キロを投げたのかな。近藤さんに。そこから、どんどん良くなりました。ベストゲームなのか分からないですけど、これが自分を調子付ける1試合になったかなと思います。その次の(9月13日の)ライオンズ戦の161キロとかもすごい良かった。そこから、どんどんつかんできたというか。(田中と)ダブルストッパーって言われて始まったシーズンですけど、最後、そこ(抑え)にいられたのはありがたいことだなって思います」

「去年もそうなんですけど、体の柔軟性だったり、幹部分を強くするって感じですかね。自分の場合は。去年もすごいそれが良かったので、動物的な動きをするアニマルウオークだったり、ピラティスをしたり。基本的に自分はウエートトレーニングするので、その中でインナーだったり、幹を強くするのが一番のポイントですね」

「感謝したい人は、ブルペン捕手の梶原さんです。キャッチボールしたり、一番(ボールを)取ってくれる人なので。ブルペンだったり、キャッチボールだったり。そこで気付きがすごいあるんですよね。ちょっとしたことをカジさんは気付くので。体の向きがちょっとズレているよ、だったり。それがすごい自分の中ではアレでした。整いました。カジさん、すごいっすよ」

「ちょっと(選手名簿を)見ていいですか。自分はないですね。チームMVPは野手でいいですか? 奈良間大己です。プロ野球選手全員なんですけど、準備って大事じゃないですか。奈良間大己は準備を欠かさない男なので。奈良間大己って、守備でいう勝ちパ(ターン)で。その中でも朝早くから自分のケアだったり、トレーニングだったり。アイツすごいっすよ。だから準備の男って、ちゃんと自分も言っているので、奈良間には。奈良間は準備の部分はすごいなって。奈良間大己は守備だったり。今年、エラー数0じゃないですか。すごいんですよ。(スポットライトは)当たらないけど、準備は100%しているので。トレーニング、食事、ケア、これがすごいです。だからメンタリティーもそれで保っている。アイツはメンタルがやっぱり強いですね。すごいっすよ。彼は繊細なんですよ。みんな準備はやっているのが前提なんですけど、その中でも試合後もバッティングしていたり。出番は終盤なんですけど、その中でもすごいです。準備男は。1年間、けががないのも、その準備のたまものです」