インハイ準Vの日本航空北海道が大会初勝利 〝第3のスコアラー〟宇都の長距離砲が炸裂【ウインターカップ女子】
第3Q、3点シュートを決める日本航空北海道の宇都=撮影・中本翔
■全国高校バスケットボール選手権 第2日(12月24日、東京体育館)
▽女子2回戦 日本航空北海道94-80千葉経済大附
U18代表の庵原は6連続得点
創部3年目で今年のインターハイ準優勝に輝いた日本航空北海道が、3年連続3度目の挑戦で大会初勝利を挙げた。序盤からリードを奪うと、U18日本代表の庵原有紗(3年)の6連続得点や、SG宇都鈴々奈(3年)の5本の3点シュート成功などで、千葉経済大附を圧倒した。3回戦ではインターハイ16強の大阪薫英と対戦する。
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3点シュートは7本中5本成功
2年前の春、1年生15人で始まった1期生の集大成がいよいよ幕を開けた。庵原と留学生のカマラ(3年)の2人の大黒柱に続き、創部から続いた不動のスターティングファイブの一角を担う宇都が17得点。特に3点シュートは7本中5本成功。「アップの時はシュートタッチが良くないかなって思ったんですけど、序盤で1本決めたところからしっかりつかんで2本目も3本目も入ったので良かったです」。長距離砲を次々と高確率で決めた。
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U18日清食品リーグの経験生かし 2人のエースが止められたら…
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課題を修正して再戦に挑んだ。インターハイで準優勝し、9月から11月にかけては関東で開催されたU18日清食品トップリーグに初参戦。そこで対戦した千葉経済大附に勝利はしたものの試合では、「自分たちの強みである4番(庵原)と5番(カマラ)のハイローが止められてしまった時に外枠の選手の動きが少ない」と、課題が浮き彫りになっていた。
今大会でも当然、2人には厳しいマークが予想される。それを想定して外の選手の動きを強化。「やっぱり自分の持ち味は3ポイントなんですけど、ビッグマン(長身選手)がつぶされた時にどれだけ動いてシュートを決められるかっていうのが自分の仕事。きょうはその仕事をしっかり果たせて、勝負どころでシュート決められた」と、声を弾ませた。

経験では全国のどこにも負けない
宇都は愛知から創部1年目の日本航空北海道へバスケ留学。3年生となった今は実戦経験で全国のどこにも負けるつもりはない。「入学する前、このチームで最後3年生になってウインターカップで優勝するって目標を立ててやってきた。最後、優勝した時のあの舞台に立って、みんなでトロフィー持って喜びを感じたい。まずは明日の3回戦も勝ち切って、最後は優勝して笑顔で終わりたい」。夏に届かなかったあと1勝を、冬の東京体育館で追い求める。
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■第2Qの6連続得点など24点をマークした日本航空北海道の庵原有紗(3年)
「自分から攻めて得点に絡みたいという強い気持ちがあったので、シュートまでいく場面が多かった。この3年間、バスケをやってきた分、最後は日本一っていう形で終わりたい。絶対に他のチームに負けないようにしたい」