10年ぶり復帰のMF堀米悠斗が開幕戦で札幌再デビュー「特別な感情はこのクラブだからこそ」
10年ぶりに古巣復帰で開幕戦での先発を果たしたMF堀米悠(左)=撮影・中本翔
■J2・J3百年構想リーグEAST-B第1節(2月8日、福島・ハワイアンズスタジアムいわき)
▽いわき1-0札幌

左サイドバックで存在感
2026-27年の秋春制移行に伴うハーフシーズンの特別大会が開幕し、J2北海道コンサドーレ札幌はJ2いわきFCに0-1で敗れた。10年ぶりに古巣復帰した札幌アカデミー出身のMF堀米悠斗(31)は左SBでフル出場。試合は前半15分に献上したパスミスからの失点が最後まで響いたが、豊富な運動量でチャンスメークするなどベテランの存在感を示した。札幌は次節もアウェーでの試合となり、J2大宮と対戦する。
前半、パスを出すMF堀米悠(右)
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「全く満足いくものではない」
10年ぶりの〝再デビュー〟戦は、気温2.5度、時おり雪もちらつく極寒の中で行われ、堀米悠は90分間、最後までピッチの上で勝利を追い求めた。駆けつけた多くのサポーターに背中を押され「一歩踏み出せたかなと思う」と思う一方、勝てば5年ぶりとなる欲しかった開幕勝利を逃し「やっぱり勝ち点3が欲しかったので、そこに関しては全く満足いくものではないですし、もちろん内容もまだまだ向上させないといけないので、課題は多く見つかったかな」と前を向いた。
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自陣内でいわきのハイプレスに苦戦 「1人抜けば全部…」
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開幕戦ゆえの硬さが出た。キャンプから取り組んできたビルドアップがうまくいかずリズムに乗りきれなかった。GK田川の右にDF家泉、左にDF西野が並列に並び、本来はそこからつくっていくはずだったが、ペナルティーエリア付近に、いわきの選手が2人つき、ダブルボランチにも一人ずつマークをつけられたことで難しくなった。それでも大きく前に出すことは少なく、細かいパスでつなぐことを徹底したが、何度かパスカットされてはピンチを招いた。失点シーンもスピードアップしたビルドアップの最中にパスカットされてカウンターからの失点だった。
「あれだけマンツーマンで来てたら誰かがドリブルで1個剝がせば、また違った景色が見えるんですけど、なかなかそういうシーンは出せなかった。みんな次の人にパスをつながっていけばっていう思いはゲームの中であるんですけど、ちょっと待ってみて冷静になると『1人抜けば全部剝がれてくんじゃない?』みたいな発想が試合の中で出せればよかった。自分もどういうポジションを取ればという方に頭がいっちゃって、本質的には目の前の相手に勝てばズレは生まれていく。そこはもうちょっとトライしないといけない」。千葉で行う3次キャンプでは、基本から応用へと段階を上げていく。

ベースとしてこだわってきたもの
川井健太監督(44)が就任し、キャンプはまだ1カ月。理想とするチームスタイルの浸透には時間を要する。「まだまだ50%ぐらい。もっとテンポ良く、質高く、もっとできるチームだと思う。切り替えのところももっと早くリアクションしないといけないので、どれぐらい表現できたかって言えば半分ぐらいですけど、悪い内容の中でも戻るところをしっかり戻るとか、最後にクロスを上げさせないとか、中の枚数をしっかりそろえる、自分たちがベースとしてこだわってきたものは何シーンも出ていたので、あれだけオープンな展開になりながらも失点を1で終わらせたっていうのは、少し評価できる部分」。失点以降、残りの75分間は崩れなかったことに光を当てた。
自分がプレーでどれだけ示せるか
前回所属時からクラブは歴史を重ねた。堀米悠自身も若手からベテランへと立場が変わった。「やっぱり責任感とか特別な感情は、このクラブでプレーするからこそ出るものだなと思ったし、あれだけ何度も自分の名前を呼んでくれて、そこに対しての感謝の思いが伝わればいいなと思って何度かリアクションさせてもらいましたし、あとは自分がプレーでどれだけ示せるか。これから1年半かけてしっかりとそこを表現していければ」。キャリアの最後と位置づけ、北の大地に戻ってきた31番が、豊富な経験をチームに還元する。
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