新加入会見 共闘誓う〝W堀米〟の「なんて呼ばれるか問題」も勃発
新加入会見であいさつするMF堀米悠(左)とMF堀米勇(右)=撮影・小田岳史
同姓の2人が新入団
J2北海道コンサドーレ札幌は8日、サンピアザ(札幌市厚別区)で新加入選手の入団会見を行い、J1新潟から10年ぶりに復帰した道産子MF堀米悠斗(31)ら7選手が意気込みを語った。また、鳥栖時代に川井健太新監督(44)の下でプレー経験のあるMF堀米勇輝(33)とは同姓ということもあり、〝なんて呼ばれるか問題〟も勃発し、会場を沸かせた。チームは9日に札幌市内でキックオフイベントを行い、11日に1次キャンプの地・沖縄へ移動する。
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道産子MF堀米悠の古巣復帰

サンピアザ「光の広場」で行われた公開会見。自身が紹介された場面でサポーターから「お帰り~」との優しい声かけに、堀米悠は「ありがとうございます」と笑顔を見せた。2016年のJ1昇格が決まった直後に移籍したためか、「正直な話、僕自身への(サポーターの)受け止めは様々かと思いますが、そんな声も全て覚悟した上で、もう一度この街で戦うことを決心しました。今のチームの雰囲気をさらに厳しいものにして、お互いが高め合えるようなチームにしていくことと、僕自身まだまだプレーヤーとして結果を残したいし成長したい強い思いを持っているので、そこを両立させていければ。このクラブがもう一度J1の舞台に戻れるように、ここからの半年、さらにその先の1年、全身全霊をかけて僕の持っている全てを出し尽くす覚悟でいますので、ぜひもう一度、応援をよろしくお願いします」と力強く呼びかけた。
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初めて経験した契約満了からの移籍
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札幌への移籍の経緯については「直接(GMの河合)竜二さんと話して、もう一度このチームでプレーしたいって思いを伝えて、まあ、なんとか…。頭が上がらないです。初めてサッカー選手で契約満了になったので、こういう気持ちで今までの歴代の先輩たちは過ごしていたんだなっていう不安の中、その分、例年よりもコンディションはとにかく維持しようと努力してきたので、仕上がりとしてはすごく順調」とアピールした。

技術面、精神面で大きく成長
新潟移籍後の9シーズンでは、J1昇格やJ2降格も経験。20年から6シーズン、主将も務めるなど、技術面でも精神面でも大きく成長した。「新潟へ行っていろんな監督とサッカーをする上で、(ポジショニングの)立ち位置っていうのをすごく求められて、その工夫はいろいろと。相手を見てプレーできるようになった。あとは日頃の努力の仕方というか、どうやってサッカーと向き合っていくか、いろんな先輩から多くの事を学べた。札幌が積み上げてきたものと違う色の日頃の過ごし方だと思う。そこは自分が引き続き示していきながら、後輩たちが見て『これ、いいな』っていう部分があれば、真似してもらえれば良いし、押しつけ過ぎることなく、淡々と自分のサッカーに対する姿勢を見せていきたい」。ベテランらしく、言葉よりも行動で模範を示す。
同期6人の中でJリーガーは1人に
2013年の新入団会見に出席した(前列左から)深井、堀米、神田、松本、(後列左から)阿波加、チョ・ソンジン、パウロン、永坂、中原
小学1年から高校3年まで札幌の下部組織で育った生え抜きとして、昨季限りで引退したMF深井一希(30)らと13年に6人同時にトップチームに昇格。以前、札幌で一緒だった選手で今季も在籍しているのはMF宮澤裕樹(36)、MF荒野拓馬(32)、DF福森晃斗(33)の3人だけとなった。「もうすでに(3人と)会ってますし(深井)一希にももちろん連絡しました。(同期)6人同時にトップに上がりましたけど、その中でJリーグでやってるのは僕だけになったので、同期の選手たちの思いも背負いながら、また札幌で良いプレーをしたい」。
川井チルドレンの堀米勇は潤滑油に
一方の堀米勇輝は鳥栖で22年から2年半、〝川井チルドレン〟としてプレー。指揮官のサッカーは「とにかくミスもしていいからチャレンジしろっていう監督。積極的にチャレンジすることを求めますし、その上で、戦う、走る、ベースの基準も高く求められると思います。練習では頭を使った練習が多いので、いろいろ考える部分もあるかと思いますけど、意識でやってることが無意識でできるようになって、それが試合で発揮できるようになるフェーズまでは選手全員に求められる。最初、戸惑う部分もあると思うんですけど、そこで自分がうまく潤滑油となって、チームには新加入ですけど、しっかりとコミュニケーションをとって周りの選手とうまく助け合いながらやっていきたい」とつなぎ役に名乗り出た。

名前が同じでこんなに問題あるとは
開幕までに絶対に解決しなければならない問題が勃発中だ。2人は名前の読み方が「ほりごめ・ゆう」まで一緒。過去に対戦経験があり、面識はあったが、チーム内に同じ名字の選手がいるのは、2人とも初。堀米悠は「まさか同じチームでプレーするとは思ってなかったので、『なんて呼ばれるか問題』をしっかりと皆さんで良い答え出していければ」。堀米勇も「ユニホームの表記をどうしようかとか、名字が重なるとこんなにも問題があるのかっていうのに気づかされた」。堀米悠は札幌時代から「ゴメス」の愛称で親しまれていたが、堀米勇も「川井監督からも菊地ヘッドコーチからも『ゴメ』と呼ばれているのでゴメだと…。自分は『ス』はつかないですけど『ゴメ』で大丈夫なのかなって不安はあります」と苦笑い。この日に結論は出ず、後日に持ち越しとなった。
ともに一つの目標に向かって
2月8日の開幕戦までちょうど1カ月。昇降格のない百年構想リーグ、そして初の秋春制へシーズン移行と、かつてない変革期だが、2人にはJ1昇格請負人としてのミッションが課せられる。堀米勇は「J1に戻るべきチームだと思うので、J1に戻ってからも、しっかり上の順位に行けるチームになれるように、上を目指して頑張っていきたい」。堀米悠も「目に見える結果にはすごくこだわっていきたいし、サポーターの皆さんはそこでしか僕を見ることができないと思うので、結果で示したい」。たった一つの目標に向かって、2人の堀米がチームをけん引する。

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