コンサドーレ
《平川弘のCool Eye》残り6試合をどう戦っていったらいいのだろうか

可能性ある限り戦い続けるのがプロ
リーグ戦、残り6試合でプレーオフ圏6位・大宮とは勝ち点差が10ポイント。何とも絶望的な数字である。一時はプレーオフ圏まで5ポイント差まで迫ったのだが、9月の戦いは1-5(いわき戦)、0-3(仙台戦)と大量失点でチャンスを引き寄せることができなかった。
いわき戦は2人が退場するという数的不利であったが、仙台戦は手も足も出ない完敗だった。仙台戦を見て、正直ちょっと難しいとショックだった。とは言え、諦めたら終わりで、可能性のある限り戦い続けるのがプロフェッショナルというもの。残り6試合をどう戦っていったらいいのだろうか。
DFラインの裏を取れる選手を重用
柴田監督になってスペースを意識し、DFラインの背後に走り込む攻撃に重心を移してきた。もちろんポゼッションは大事だが、ゴールを奪うには攻撃に速さが必要だからである。それまで攻撃の軸であったFWバカヨコからFWマリオ・セルジオへと最前線はシフトし、DFの裏を取れるFW白井を重用することとなった。
確かにその効果はあって攻撃にスピードが出たが、相手にスペースを消されると威力を削がれ、頼みの白井もプレッシャーと負荷がかかったのか筋肉系のトラブルで小休止。同じく裏を取れるMF近藤に120%頑張ってもらわねばならない状況だ。