コンサドーレ
2025/11/29 21:30 NEW

【スピーチ全文掲載】不屈の男・深井一希の現役引退セレモニー&ヒーローインタビュー

セレモニー後、チームメートから胴上げされるMF深井(中央)=撮影・小田岳史

■J2最終節 札幌3-0愛媛(11月29日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)

 今季限りでの現役引退を表明していた北海道コンサドーレ札幌のMF深井一希(30)が、最後の試合に臨んだ。キャプテンマークを巻いてスタメン出場。後半13分までプレーして3-0の完封勝利に貢献した。試合後、ピッチ上で行われたヒーローインタビューと引退セレモニーでのスピーチ全文は以下の通り。

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【ヒーローインタビュー】

―ラストマッチ3-0で勝利
「本当に勝ててほっとしてます」

―引退発表からこの日までの調整
「厳しい時もありましたけど、チームメートのみんな、スタッフのみんなに支えられて、なんとかここまで来ることができました」

―キャプテンマークを巻いて先発した
「(高嶺)朋樹含め、柴田監督もそうですし、最後、自分を良い形で送り出してくれようと、いろいろ気を遣っていただいて本当にありがたいですし、その結果、最後勝利で終われてうれしく思います」

キャプテンマークを巻いて試合に臨むMF深井=撮影・中本翔

 

―58分の出場でミドルシュートもあった
「いや、全然ダメでしたけど、チームのみんなに支えられて助かりました」

後半6分、強烈な左足ボレーシュートを放つMF深井(右から2人目)

 

―交代するとき、高嶺にキャプテンマークを託した
「これからもチームの為に頼むよって、そういう気持ちで渡しました」

後半13分に交代となり、MF高嶺主将(右)にキャプテンマークを託して握手を交わすMF深井

 

―クリーンシートだった
「本当にチームメートがみんなたくましかったですし、最後に良い形で終われて良かった」

―将来の夢
「このチームで監督として戻ってくることが一番の夢です」

【引退セレモニー】

最高の雰囲気でサッカーを楽しめた

 まず始めに、きょうこのような場を設けていただき、本当にありがとうございます。2025年北海道コンサドーレ札幌の最終戦、そして僕の現役最後の試合ということで、本当にたくさんの応援、ありがとうございました。愛媛FCのサポーターの皆さんも遠くから来てくださり、ありがとうございました。最高の雰囲気でサッカーを楽しむことができましたし、勝利を分かち合えてすごくうれしかったです。

セレモニーに登壇するMF深井(中央壇上)

 

夢の全ては…

 少し長くなりますが、いままでの感謝の気持ちを伝えさせてください。北海道コンサドーレ札幌を愛するサポーターのみなさん、13年間、本当にありがとうございました。良いとき、そうじゃない時とありましたが、どんなときも皆さんの声が、いつも僕の背中を押してくれていました。13年前、みなさんの大きな期待を感じながらこのチームに入団しました。試合に出て、日本代表になり、海外で活躍する、そんな大きな夢を持っていましたが、全てを叶えることはできませんでした。期待に応えられなかったこと、思うような活躍ができなかったことを本当に申し訳なく思っています。

ケガとの戦い

 皆さんご存じの通り、ケガとの戦いがとても長くなってしまいました。どれだけリハビリを頑張っても、なかなか痛みが消えなかったり、違う新しい場所が痛くなったり、毎日の痛み止めの薬や、毎週の注射など、何をしても良くならないときは、すごく悩み、とてもとても長く真っ暗なトンネルの中で一人でもがき苦しむ毎日でした。

引退セレモニーでスピーチするMF深井

 

 無理をするな、がまんするなと言われても、痛みに耐え続けていた僕は、自分の限界がどこなのかも分からなくなってしまっている状態でした。そんな僕がここまで続けられたのも、皆さんからの温かい声がいつも僕の元に届いていたからです。コンサドーレのサポーターは優しすぎる、そんな声をこれまでよく聞きましたが、僕はそんな皆さんの優しさが大好きでした。これからもその優しさで、このチームを支えていただけたらうれしいです。

 これまで僕を指導していただいた指導者の皆様、スタッフの皆様、大事な試合にいなかったり、判断を迷わせてしまったり、ご迷惑をおかけすることが多かったと思います。それでも、いつも自分に向き合っていただき、そのおかげでここまで続けることができました。本当にありがとうございました。

仲間たちへ

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