コンサドーレ
2025/11/29 18:00

【プレーバック】J2最終節 札幌3-0愛媛

愛息の蓮大くんを抱いてイレブンショットに臨むMF深井(下段右)=撮影・小田岳史

■11月29日、札幌・大和ハウスプレミストドーム

深井の現役ラストマッチは完封締め

 北海道コンサドーレ札幌はホームで今季最終節となる愛媛FC戦を行い、3-0で勝利した。プロ13年目で今季限りでの現役引退を発表していたMF深井一希(30)のラストゲーム。最終順位は12位に終わったが、選手たちはしっかりと勝ち点3を奪ってチームの功労者を送り出した。

 深井はボランチの位置で先発し、同じ札幌アカデミー出身のMF荒野拓馬(32)やMF高嶺朋樹(27)らと同じピッチでプレー。これまでと変わらないタフでクレバーな動きでゲームを組み立て、前半11分のチーム最初のシュートも得意のインターセプトで演出した。

 同20分にはゴール前に上がり、左サイドからDFパクミンギュ(30)が放ったシュートのこぼれ球に反応するも複数の相手DFに囲まれてシュートならず。

 先制点は同25分に生まれた。DF西野奨太(21)のサイドチェンジのボールに右サイドで待ち受けたMF近藤友喜(24)が味方に折り返すようなにヘッドすると、そのままゴール左に吸い込まれて先制ゴール。思いもよらぬ形で試合の主導権を握った。

 深井は後半も続けて出場。同3分には左CKからDF家泉怜依(25)がペナルティーエリア内中央でヘッドで決めて2点目。深井も同6分に相手のクリアボールをペナルティーエリア手前で左足ダイレクトボレーを放ち、会場を沸かせた。

 同13分、ついに最後の時が来た。深井は同じアカデミー出身のMF木戸柊摩(22)との交代を告げられると、荒野と笑顔で熱く抱擁を交わし、高嶺にはキャプテンマークを受け渡した。そこからピッチ中央に両チームの選手が集まってつくった花道を通って途中退場。札幌の選手たちとハイタッチして引き揚げると、最後のピッチに深々と一礼して現役生活に終止符を打った。

 その後もチームは深井のために勝利で終わろうと必死に戦った。同33分にはスルーパスを受けた途中出場のFWマリオ・セルジオ(30)がペナルティーエリア内左からファーサイドを狙って左足シュート。右ポストに当たって入るスーパーゴールも披露した。

 試合はそのまま終了。今季最終節を完封勝利で締めくくり、通算16勝5分17敗、勝ち点53の12位でシーズンを終えた。試合後には最終戦のセレモニーと深井の引退セレモニーが行われ、最後は深井が選手たちに胴上げされ、背番号と同じ8回ほど宙を舞った。


■同じ札幌アカデミー出身の深井とボランチを組んだMF高嶺朋樹主将(27)
「すごく幸せな時間でした。学ぶべきところもすごく多かった。最後何とか勝利で終われて、終わり方としては良かったのかなと思います。(引退は)深井さんが決断したこと、本当に今までお疲れ様でしたと伝えたいです。(今季は主将として)結果としてゴールだったりで引っ張ることはできたのかなと思いますけど、もっともっとチームの方向性をしっかり示せるように最初からできたら良かったなと思います」 


(全6カット)

前半25分、MF近藤(中央)の折り返しのヘディングが先制ゴールとなった

 

後半3分、ヘディングシュートを決めて喜ぶDF家泉(手前)=撮影・中本翔

 

後半6分、強烈な左足ボレーシュートを放つMF深井

 

後半13分に交代となり、MF高嶺主将(右)にキャプテンマークを託して握手を交わすMF深井

 

後半33分、途中出場のFWマリオ・セルジオが左足シュートでゴールを決める

 

引退セレモニー後、チームメートから胴上げされるMF深井(中央)

 

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