コンサドーレ
2025/10/10 17:55 NEW

田中宏武 友の思いを背負い、戦う「負けられない。どんどんアピール…」

練習でドリブルを披露するMF田中。負傷した白井の穴を埋める活躍が期待される=撮影・宮西雄太郎

■10月10日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

 北海道コンサドーレ札幌は10日、札幌市内で全体トレーニングを行った。前節の山形戦に途中出場したMF田中宏武(26)は、第33節・富山戦のスタメン出場を目指して猛アピールを誓う。リーグ戦は残り6試合。両サイドをこなすドリブラーは、負傷した友の思いも背負いピッチに立つ。

アクシデント白井に代わり途中出場

 幾度もサイドを切り裂き、好機を生みだした。山形戦は右太もも裏を痛めた白井に代わり、前半29分から出場。スクランブル発進でも動揺を見せず、鋭いドリブルと正確なクロスで札幌の攻撃を活気づけた。

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 組織で相手守備網を崩せない局面で、個の能力は大きな武器となる。1対1で仕掛けられるドリブラーは貴重で、田中宏は「怖がらずに勝負する姿勢は全員が持つべき。自分はそこが特長だと思っているので、どんどん出していこうと思っていました」と担う役割を自覚する。

 同学年の白井とはプライベートでも食事を共にするなど、大の仲良しだ。家が近所のため「陽斗に(車に)乗せて!と言って一緒に行くことがあります」と練習場までの時間を2人で過ごす〝通勤仲間〟でもある。

白井の不在は「チャンス」 その真意は…

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