《山形戦後》3試合連続ホームで勝ててないことでのメッセージなので真摯に受け止めたい《柴田Talk》

■J2第32節 札幌1-2山形(10月4日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)
試合後、取材に応じた柴田慎吾監督(40)の一問一答は以下の通り。
―試合の総評
「悔しいです。勝てなかったので。それが全てかなと思います」
―守備陣は決して崩されたわけではない。2失点をどう見た
「崩されようが崩されまいが失点は失点なので。非常に痛い2失点でした。失点に関してはシンプルに…、先週と同じになりますが一歩二歩、一個の準備。そういうところを詰め切れなかった反省があります」
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―白井の負傷交代はチームにとって痛かった。ゲームプランに狂いは生じたか。また試合後の状態は
「もちろんゲームプランは大きく崩れました。前半で交代人数、回数を消化してしまったので、より難しい采配になりました。状態は今(右太もも裏を)締めています。まだ本人と話していないですし、あとでトレーナーから報告がある。今は詳しく分からないですが、筋肉系の何かかなと思います」
―前半は山形のプレスが効いていたか
「どのチームも、うちを相手にそういう戦術を基本的にはとってくる。そこに対しての準備を1週間やってきました。狙いとしていたシーンもありましたが、技術的なエラーが出るのもフットボール。意図的に前進してビッグチャンスをつくれたシーンもあったので、その回数をもっと増やすことを今後もやり続けたい」
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―2失点はあっさりゴールを割ってしまった
「おっしゃる通りです。不必要なファウルからのFK。ゴール前で簡単にフリーでボールを上げさせてしまう、ちょっとした緩さがこのチームの大きな課題かなと感じています。ただ我々は攻撃でもっとアタックしないといけない。それを踏まえると最悪、2失点までは許容範囲かなと個人的に思っている。どんなゲームもゼロに抑えるのは簡単じゃない。我々が1得点しかできなかったところ。2失点してからアグレッシブさが出たというところ。こちらのマネジメントを含め、反省しないといけないところがたくさんある」
―後半のゲームプランは
「相手は4バック。1個ワイドで起点をつくった後に、逆(サイド)に持って行ったときにビッグチャンスができていたので、そこを狙おうよと。前半はプレスがかなりはまっていたと思いますが、何回か打開されたシーンがあったので、そこも共有しました。ポジションが入れ替わったときの対応は修正しました」
―複数得点を狙うためには
「きょうのゲーム前にも(選手へ)話しましたが、意図的に前進して相手コート内に入ること、相手に前進させないこと。相手コート内でのプレー回数、プレー時間、かつ相手DFラインにアタックする回数を増やすことがゴールにつながると思う。そこを日々、積み上げていきたいと思います」
―次節まで2週間の準備期間がある。取り組むべき事は
「成果と課題の両方です。守備面はゴール前のところ。(敵陣)ミドルサードの意図的なプレスも1つの課題かなと思います。そこは間違いなく取り組むべきところです。あとはアタックのところ。前進、突破、崩しは全てつながっている。2週間のトレーニングでアタックの回数は増えると思います」
―サポーターの応援が試合直前に始まった
「サポーターからのメッセージかなと思います。何より、ここ3試合連続ホームで勝ててないことを踏まえた上でのメッセージなので、真摯に受け止めたい。いつも、どんなときも声援を送り続けてくれるサポーターとホームで勝利を分かち合いたい思いを常に持っています。選手と共有した中で、次はアウェーですが良いパフォーマンスをして、ホームに帰ってきたときにサポーターの思いに応えられるように努力していきたい」
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