《平川弘のCool Eye》川井監督がどう使い分けるのか興味深い
選手の価値はサラリーで決まる
覚悟はしていたが、MF高嶺がJ1名古屋へ移籍することになったようだ。またペトロヴィッチさんのところでやるのか。前回、柏へ行った時は札幌で後ろのポジションをやらされるのが嫌だったというのが移籍の一つの要因だったと思う。再びペトロヴィッチさんとやるにあたり、その辺はクリアになったのだろうか。
【コンサドーレ 関連ニュース一覧】
複数チームの争奪戦となった高嶺の移籍話だが、名古屋は相当な金額を提示したようである。この世界では選手の価値はサラリーで評価される。名古屋は資金力があり、選手は給料の高いところに行くのは当然である。高嶺は札幌で日陰の1年を過ごしたのだから今回、陽の当たる場所に出るのは理解できる。
▼▼以下、有料記事▼▼
10年ぶりに復帰する堀米悠の特長 今の札幌に一番足りない…
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
そして、新潟からDF堀米悠斗が10年ぶりに札幌に復帰することになった。もう一人、鳥栖からMF堀米勇輝が加入したので、来季の堀米はちょっとややこしい。堀米悠は札幌から新潟に行って中心選手としてチームを引っ張っていた。札幌ではMF深井らとU-12の頃からの同期で、私も彼の子どもの時のプレーをよく知っている。今もそうだが、プレー強度が高く、運動量があって左足の精度もある。そこそこ攻撃のセンスがあるのも気が利いている。
4バックでは左サイドバック、3バックなら左ウイングバックはもちろん左ストッパーもできるだろう。そしてボランチでもプレー可能なので、使い勝手はいい。ただ、この選手の一番の特長はメンタルの強さ、泥臭さである。今の札幌に一番足りない部分で頼りになる。
しかし、この世界は1年でチームの状況が変化し、ポジション争いもゼロからとなる。堀米悠と言えども順応するのは簡単ではないだろう。タイプの異なるDF福森とポジションが思いっきりだぶるので、川井監督がどう使い分けるのか興味深い。
新天地での成長が期待されるFW陣
ここ数年ほどレンタルされていたFW中島だが、来季も札幌に復帰せず、J3群馬でプレーすることになった。大器であることは誰もが認めるが、ケガもあったりでなかなか結果を出せずにもがいている。ビックマウスなのは相変わらずのようだが…。そろそろ結果を出さないと札幌に戻って来られなくなる。
来季は、群馬にレンタルされるFW出間も一緒で刺激を受けることだろう。そして水戸へのレンタルから復帰したFW大森。北九州、水戸と、彼のポテンシャルからすると酷い1年半だった。それなのに札幌に戻してもらえたのは期待の裏返し。ラストチャンスだろう。
【2000円オトク! 道スポ年払いプラン】