西野奨太が来季から独り立ち 今治戦でCマーク巻くなど若手気分は卒業
11月23日の今治戦はキャプテンマークを付けてプレーしたDF西野(中央)
プロ5年目でキャリアハイ
北海道コンサドーレ札幌のDF西野奨太(21)がチームの新たな顔になる。今季はプロ5年目でキャリアハイとなるリーグ戦30試合に出場。来季からは主に若手が利用している独身寮「しまふく寮」を退寮し、独り立ちする。
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心身ともに成長できた
今季最終節となった11月29日の愛媛戦では、前半25分にMF近藤友喜(24)の先制点をアシストするロングパスを繰り出すなどフル出場で3-0の勝利に貢献した。30日に札幌市内で行われたパートナー企業との「感謝の集い」で公式行事は終了。「最初から個人としては簡単なシーズンではなかったけど、チャンスをしっかりものにして、最後まで出続けられたので、心身ともにすごく成長できた」と躍進のシーズンを振り返った。
11月29日の愛媛戦で体を張った献身的な守備を見せるDF西野(左)
先頭に立って引っ張る経験できた
さらに同23日のアウェー今治戦では、プロ入り後初めてとなるキャプテンマークを巻いてピッチに立つなど、存在感は日に日に増していった。「チームの先頭に立って引っ張っていく経験ができたので、来シーズン以降、自分だけじゃなくて、チームがどう良くなっていくかを常に考えて、日頃から行動していきたい」と、強い責任感をにじませた。
シーズン中に救われた深井の言葉
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育成から札幌一筋でプレーしたMF深井一希(30)の言葉に救われた。4月5日のホーム徳島戦から11試合連続スタメンが続いていたが、6月15日のホーム今治戦でベンチ入りするも出場はなし。「すごく落ち込んでイライラしてた」。そんな後輩を見かねた先輩が「たかが1試合だろう。俺なんかもう膝のケガで何試合も出られてないんだよ」と深井流のゲキ。「1試合でこんな落ち込んでる場合じゃねえぞって、自分をすごい奮い立たせられた。その言葉で今年最後まで自分が試合に出続けられた、本当に助けになった」。次の試合から再び11試合連続でスタメン出場するなど、確固たる地位を築いた。

芽生えた強い気持ち
深井からは愛媛戦の後半13分にピッチを退く際、「ここからだぞ」と託された。「一希くんが今まで自分たちに残してくれたものは、本当に言葉では表しきれない。何よりアカデミー1本でコンサドーレを背負ってきた選手が引退してしまうのはチームとしても、アカデミーとしても本当に悲しいですけど、その穴を埋めるじゃないですけど、自分がアカデミー出身者として引っ張っていくっていう、すごい強い気持ちが芽生えました」。同じ道を歩んできた西野だからこそ〝不屈の男〟からのバトンをしっかりと受け継ぐ覚悟だ。
プレーだけではなく、来春までには退寮して一人の社会人としても独立する。ただ「自炊はもう全くできないので。ご飯のところが、おろそかにならないように、しっかり寮に食べに行きたい」。体づくりに必要な食事はこれまで通り。〝本当の独り立ち〟は、もう少し先になりそうだ。
新シーズンへの切り替え
12月1日からは練習を再開する。左足首に不安が残っており、「ちょっと痛みを我慢しながら試合に出ていたので、そこを治しながら、さらに来年の頭に良い状態にもっていくトレーニングをやると思うので、ダラダラやらないようにしっかりやりたい」。生え抜き期待の21歳が、新たなシーズンへ向けて走り出す。

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