伊藤大海 WBC直前インタビュー 北海道から世界の頂点へ 負けず嫌いの原点となった小3時の大敗
道産子右腕がたっぷりと語る!
今月5日にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開幕する。世界一に輝いた前回大会に続き、2度目の出場となる日本代表の日本ハム・伊藤大海投手(28)は、道南の鹿部町出身。北海道で生まれ、野球と出会い、球団初の道産子ドラフト1位として入団した。人生の大半を北の大地で過ごしてきた右腕がこのほどインタビューに応じ、幼少期を振り返りながら、故郷への思いを語った。
今も昔もファイターズは特別な存在
ファイターズのユニホームに身を包み、北海道を本拠にプレーできることが伊藤にとって何よりの喜びだ。シーズン中、遠征から帰ってきて新千歳空港に降り立つと、安心するという。
「やっぱりホッとしますね。だいたい夜に帰ってくることが多いので、ちょっと(空の)澄んだ感じというか、北海道ならではだなとは思いますね。生まれ育った場所でもありますし、(入団した)ファイターズも北海道。ずっとそこに携わることができているっていうのはすごくうれしく思いますし、特別な場所というか、いるのが当たり前なんだけど、特別な場所って感じですかね」

闘志あふれるピッチングが持ち味の右腕だが、意外にも幼少期はインドア派な少年だった。ストーブの前でレゴブロックをやるのが大好き。小学校に入る前、父・清光さんにビニール製のバットとグローブをプレゼントされてから、自然と外に出るようになった。
「グラブとバットをもらって、そこから実際に(プレーが)できる環境になった。逆にもらってからは、そればっかりやってた気がします。壁当てしたりとか、父親に投げてもらって打つとか、そういうのばっかりになりましたね」
外に置いていたグローブは後に、きつねに食べられてしまうことになるのだが、野球の楽しさを知った。小2の時、自ら両親に少年野球チーム「鹿部クラップーズ」に入りたいとお願いした。
「チームがあるってことは知ってましたし、家の前でやれることって限られてるというか、みんなでこう、野球をしてみたいって。普通に家の前で私服ジャージーでやってたんで、ユニフォームを着てるのが、かっこいいなとは思ってました。その当時は、ユニフォームを着て野球をするっていうのが憧れでしたね。(父は)やれとは言わなかったですね、自分から(やりたいと)」

ブレなかったプロ野球選手への憧れ
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