ファイターズ
近藤FA権行使「悩んでいます」 揺れる胸中明かす

新庄監督のラブコールに「ありがたい」
海外フリーエージェント(FA)権を保持する日本ハムの近藤健介外野手(29)が23日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設を訪れ、練習後に現在の胸中を明かした。球団の熱意がこもった残留要請や新庄剛志監督(50)からのSNSを通じたラブコールに感謝。限られた野球人生をどう過ごすのか、慎重に決断する。
FA戦線の目玉として、注目されている。グラウンドで体を動かした後、報道陣の問いかけに応じた。結論を急ぐつもりはない。「いろんなうわさが飛び交っていますけど、悩んでいます」と柔らかい口調で説明した。
日本ハムとの交渉は継続的に重ねている。新庄監督は21日、インスタに「エスコンフィールドで近藤君と一緒に野球ができるように全力で願い続けます」と投稿。必要とされていることは、ひしひしと伝わり「そう言ってもらえるのはありがたい」と素直に喜んだ。
FAの行使とは関係なく「一選手としてどういう評価なのか、聞いてみたい部分はあります」と願望も口にした近藤。FA権は、日本シリーズ終了翌日から7日以内(土、日曜日、祝日を除く)に在籍球団へ意思を伝えることで、行使できる。