【一問一答】吉田賢吾 学生時代から愛用していた〝相棒〟に別れ「自分を安心させる道具」
新庄監督が見守る中、フリー打撃をする吉田=撮影・小田岳史
新庄監督の助言をきっかけに恐れず変化
日本ハムの吉田賢吾捕手(25)が24日、春季キャンプを終え、総括した。二塁挑戦など新たな取り組みもあり、実戦では23日の阪神戦(オープン戦)で3安打を放つなど結果も出し続けた。充実の1カ月を振り返った一問一答は以下の通り。
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―キャンプが終わった。1カ月どう過ごしたか
「新しいポジションにも挑戦して、たくさんやることも増えましたし、それをしたことによっていろんな角度から、また新しい自分を見つけられたり課題が出たりというところがこの1カ月、多かったので、すごく充実したキャンプを送れました」
―セカンドにも新たに挑戦をして連日、泥だらけになって居残り練習をしていた。手応え、収穫は
「実戦でゴロをさばくことはそんなに数多くはなかったですけど、どんどんこれからも実戦でゴロさばいたり、いいことも悪いことも経験しながら少しずついいものが出せたらなとは思います。とはいってもシーズンまで時間がないので、そこは自分に言い聞かせながら、ただけがはしないように、うまくやらなきゃなと思います」
守備練習をする吉田
―バットの方でも結果を残しているが、バッティングに関してはどうか
「本当に自分が思ったようにバットも、いい感じで出ていますし、それが結果にもつながっています。今年、チームとしては自己犠牲じゃないですけど、進塁打だったり、そういったところをテーマにやっているので、そういったところは自分の持ち味でもありますし、得意な部分でもあるので、そういったところを生かしながら自分のバッティングをどんどん今後も続けていきたいなと思います」
―新庄監督が今の状態なら開幕ファーストでスタメンと話していた。その評価を受けて
「本当にそこを目指してやっていますし、開幕、出たいなとずっと思っているので、そう言っていただけるのはうれしいですけど、今の状態なら、ということなので、なかなか今の状態をキープするのは相当難しいので、逆に今のまま、じゃないですけど、変に背伸びすることもなく、自分がキャンプでやってきたことを継続してやるだけかなと思います」
―新庄監督の話の中で、バットを変えるようアドバイスしたというのもあった。どんな話だったか
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「昨年、一度抹消されて、再登録された時にバットの話になって、自分のバッティング、ヘッドを使うバッティング、ヘッドを利かせたいというのは自分の中にもあったんですけど、逆にそれが、グリップが細すぎてヘッドが出てこないことも多くて、自分が思ったところにバットが出ないというのはあった。でも学生時代からずっと使ってた形だったので、なかなか変えることにチャレンジできずにいた時に、ちょっと太めのバットをボス(新庄監督)に渡していただいて。使ったらその時は初めてだったので、いい感覚も悪い感覚ももちろんあったんですけど、もう一度ファームに落ちた時にちょっと思い切ってチャレンジしてみようと思って、いろんなバットを試したという感じです」
―そこから今、いい形になってきたという感じか
「昨年の終盤、フェニックス(リーグ)ぐらいから、バッティングの方はいい感覚がずっと続いてる感じです」

―残り1カ月、どう仕上げていくか。
「本当に結果を出さないといけないのは分かっています。ただ、その中で今年のテーマである自己犠牲、ヒットじゃない進塁打だったり、そういったところで点数を挙げていこう、1点を取っていこうというところなので、とにかくチームプレーは忘れずに、その中で自分の出せるパフォーマンスを出して、それで結果的に自分が開幕で出ていれば、それが一番じゃないかなと思います」
―今シーズン、目標に掲げている数字は
「特別、数字的なところはないですけど、昨年は右も左も分からない状態で、行き当たりばったりで、なかなか自分が思ったようなことができずに終えたシーズンだった。(移籍)2年目は自分の気持ちの余裕だったりが出ているので、同じことをしないように、本当に1年間1軍に居続けるところは、今年は必ずやりたいなと思ってます」
―バットを変えてみて、手応えは
「全員そうだと思うんですけど、バットって一番、自分を安心させる道具でもあるので、まずそこがあやふやな状態で打席に入ると、絶対変なことになるので、そこがしっかり確立した状態で入れるのはすごいいいことかなと思います」
―ずっと学生時代から使っていたバットを変更、慣らすためにやってきたこととは
「ひたすらそのバットで打ち続けることしかないので、そこはもう結果がどうであれ、自分でこのバットにすると決めたので、悪い結果でもとにかく続けました」
―このオフは振る量を増やしたか
「振る量もそうですけど、そこよりも昨年同様、自主トレで(DeNAの)宮崎敏郎さんのところに行って、体のことだったり食事の面だったりの方を多くやりました」
郡司の締めのあいさつを聞く吉田(中央)
―打撃の中で、どの部分が良くなったか
「正直、自分の中では良くなったっていう感覚はなくて、昨年1年間が、大学から含めてプロ入って7年間ぐらいで、一番バッティングがしっくりこなかった1年だったので、悪くはないですけど、今年が特別いいというよりは、去年が自分の中ではひどすぎたという感覚ですね。昨年は、さっきも言ったように、キャンプの入りからも、何を目的で打球速度を毎日測っているのかとか、ファイターズが何を求めて、どういうことをしたくて、これをやっているのかも分からずに、ただ毎日、数字が出てくる一日だったので、とにかくスピードにこだわってやった方がいいのかな、みたいな感じで、そこで会話ができたら良かったんですけど、あんまりそこで会話をすることなく、自分の感覚でいってしまった。自分は気持ち良く打つバッティング練習は好きではなくて、丁寧に自分の中でバッティング練習は苦しく打って、ゲームでその苦しさを解放するじゃないですけど、そういうイメージでやりたかったんですけど、そこが会話不足もあって振りすぎてしまって、去年はバッティングが崩れてしまった。去年、体のコンディションも、バットを振るところは、もしかすると今年よりも自分の中では感覚が良かった、振れすぎていたところがあったので、今年は入りからそこは抑えて、自分のやるべきことをいつも通りやっていったら、今みたいな結果になってるって感じです」
―バットを変更したことで、体の動きで良くなった部分は
「前のバットは、グリップが細くて手が余ってしまうというか、握ってしまうんで、どうしてもインパクトを迎える時に握ってしまうので、そうなった時に右手がかぶってきてしまってショートゴロが増えたり、それが嫌で左手を引っ張りすぎて詰まったりとか、そういう自分の悪い癖もそのバットでは分かっていて、もちろんメリット、デメリットあると思うんですけど、そのデメリットを消すために体で意識して消せたら一番いいんですけど、なかなかその癖って、抜くのに時間がかかるので、もうバットを思い切って変えて、そういうのが出ないバットにしました」