アマ野球
2022/10/09 22:35

恵庭が創設18年目で初V 札幌大谷を投打で圧倒 リトルシニア秋季全道大会新人戦

クラブ創設18年目で初優勝を成し遂げた恵庭ナインが喜びのNO.1ポーズ

▽リトルシニア秋季全道大会新人戦兼麻生自動車学校杯 決勝 恵庭7-0札幌大谷(9日、札幌麻生)

 決勝が行われ、恵庭が札幌大谷に7―0で勝利。創設18年目で初優勝を果たした。決勝を戦った両チームと3位決定戦で札幌真駒内を4―2で下した札幌羊ケ丘は、来年3月に大阪で開催される全国選抜大会に出場する。

前日の準決勝後のマシン打撃練習で打線爆発

 恵庭が札幌大谷を圧倒し、初の頂点に立った。渡辺匠監督(52)は「今まで秋は勝ち上がれてなかったのでうれしく思う。よくやってくれた」と選手たちをねぎらった。

 前日の準決勝後、そのまま練習グラウンドに戻り、マシン打撃を実施。効果はてきめんで、決勝では序盤から打線に火がついた。一回は打者一巡の猛攻で4得点を挙げ、三回までに7安打6得点。リーグ戦から決勝までの8試合を4失点で守り抜いてきた札幌大谷の牙城を崩した。

山田→富田→三浦の完封リレー

 投手陣も奮闘した。先発した山田頼希投手(千歳勇舞中2年)が「暴れてやろう」とマウンドへ。120キロ半ばの直球とカーブを軸に5回1/3を投げ、4安打無失点投球を披露。「きょうの投球は90点くらい」と胸を張った。後続の富田龍輝投手(千歳北斗中2年)、三浦龍神(千歳勇舞中2年)も被安打0で抑え切り、決勝の舞台で見事な完封リレーを成し遂げた。

 恵庭は2008年以来2度目の全国選抜大会に挑む。前回は初戦突破を果たした。まずは先輩たちの記録を超えて勝ち進み、その名を全国にとどろかせるつもりだ。

あわせて読みたい