最速149キロの道産子左腕・藤本士生 国学院大の逆転勝利呼び込んだ魂の救援【全日本大学野球選手権】
■全日本大学野球選手権第4日(6月11日、東京・明治神宮)
▽準々決勝 富士大2ー3国学院大
侍ジャパンの大学日本代表候補
侍ジャパン大学日本代表候補に選ばれている、国学院大の最速149キロ道産子左腕・藤本士生投手(3年、千歳日の出小出)が劣勢の場面でマウンドに立ち、3回無安打無失点で逆転勝利に貢献。4強入りを引き寄せた。先発した10日の2回戦に続き、1点を追いかける七回から3番手で2試合連続の神宮マウンドへ。七回、八回を無失点に抑えると、その裏に味方打線が2点本塁打で逆転に成功。九回のピンチを併殺で切り抜け、勝ち投手になった。
1点リードの9回表1死一塁。一発逆転の場面で、藤本が選んだのは最速149キロの直球ではなくチェンジアップ。「1点差という場面でもあって、富士大学さんもかなりスイングを強く仕掛けてきたので、ここは悔いなく自分の一番信頼できるボールを、ということでチェンジアップを選択しました。富士大学さんのスタンドやベンチ内の雰囲気に、のまれかけていた部分もあったので、自分が代わってマウンドに立ったからには仕事はそれしかないと思った。結果的に石野が逆転2ランを打ってくれましたけど、それにつながってよかった」。ほっと胸をなで下ろした。
野球の原点は北海道 小学時代は楽しくやらせてもらった
土浦日大時代に甲子園4強を経験しているが、原点は北海道だ。生まれてすぐ父の影響で埼玉へ引っ越ししたが、小学校に上がるタイミングで再び千歳に戻った。地元のCSライズでプレー。投手と一塁を兼任。2年前の甲子園で優勝した京都国際の高岸栄太郎(中京大2年、千歳富丘中出)がプレーした千歳ガッツとはライバルチーム。「めっちゃデブでした。小学校の時、豆タンクくらいドカンとしていたんですけど、中学校くらいからいろいろ考え始めて、ケガも多くて。野球を楽しくやらせてもらったという点で、父親と軟式チームの監督さんの存在が小学校の時は大きかった」。今では180センチ、86キロ。150キロ近い剛球を放つ土台を手に入れた。

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