大学・社会人野球
弟の西武・オケムには負けん 富士大のウメビンユオ・チネードが全国初アーチで16強【全日本大学野球選手権】
■全日本大学野球選手権 第2日(6月9日、東京ドームほか)
▽1回戦 富士大6-2松山大
来年のドラフトを目指してアピール
3年ぶり出場で松山大と対戦した富士大は、2点リードの四回に旭川市出身のウメビンユオ・チネード優外野手(3年、旭川志峯)のソロアーチなどで加点し、そのまま快勝した。一つ下の弟は2024年の育成ドラフトで西武入りしたオケム外野手(20、旭川志峯)。自身も来年のプロ入りへ、バット1本でアピールを続ける。
「いい仕事ができた」
岩手で長距離砲として成長したチネードが、四回に豪快な全国初アーチを東京ドームの左翼席へぶち込んだ。「角度は高くて良かったんですけど、捉えた当たりじゃなかったので、入るとは思わなかったです。結構、ギリギリかなと思ってた。自分の役割は長打を打ってチームの流れを持ってくるっていうのがあるので、そこはいい仕事ができたかな」。この回、一挙3得点と打線に勢いをもたらした。
指揮官も長打に期待して起用
一振りに魅力が詰まっている。二回の第1打席では変化球を空振り三振していたが「スイング自体は悪くないと思ってた。ボール球を振っていたので、ストライクをしっかり振ってボール球を見逃すっていうのがちゃんとできた」。富士大の安田慎太郎監督(41)は「東京ドームなので上がれば行くかなと思っていました。本当に言い方は悪いですが、振り回させて4打席に1回、長打が出ればというので起用しているので、その一発が出たのは彼にとっても自信になったかな」。3打数1安打1打点と〝ノルマ〟を達成したチネードも「三振してもそこまで気にしないで、1本出ればそれでいいのかな」。割り切ってフルスイングにこだわっている。
