高校野球
欠場した部員の思いを胸に旭川龍谷・内田歩夢が134球完投勝利 好投を呼んだメンタルトレーナーの教え【北北海道大会】
■全国高校野球選手権北北海道大会(7月8日、帯広の森野球場)
▽3回戦 旭川龍谷3-1旭川東
六回1死まではパーフェクト投
旭川勢同士の対戦は、旭川龍谷が旭川東の2年生エース後藤優弥投手から小刻みに加点し、主導権を握った。投げては主戦の内田歩夢投手(3年)が、六回1死までパーフェクトピッチングを披露。九回には1点を返され、なおも一打逆転のピンチを迎えたが、後続をシャットアウトして完投勝利。4回戦へと駒を進めた。
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最終回の最大のピンチに
順調にアウトを積み重ねてきた内田が、最終回に迎えたこの日最大のピンチ。ライト線へのタイムリー二塁打で2点差に迫られ、なおも1死二、三塁と、一打逆転の局面を迎え、内田は視線をバックネット裏の観客席にやった。
「観客席の『ちょっと目立っているな、この人』という人を見て一旦、集中力をそらすというのをやっていました」。ひと息ついて再び相手打線に対峙すると、後続をともに外野フライに打ち取ってゲームセット。9回134球の熱投で、自身初の公式戦完投勝利を飾り、母校を16強へと導いた。「序盤は乗りに乗ったピッチングができたんですけど、後半は少し疲れてしまって、ボール球が多くなって。みんなに声をかけられて、最後まで投げることができてうれしかったです」。

ポテンシャルを開花させた内田
高い潜在能力を秘めながら、これまではなかなか実力を発揮できずにいた。高橋健監督(54)は「メンタルというか、その辺りの考え方とか。春まではネガティブなことばかり考えていて。場面、場面での悪いことばかり考えているので、いろいろ話しながら、成功のイメージを(植え付けようと)」と促した。
