高校野球
【プレーバック】北北海道大会1回戦 岩見沢緑陵0-3旭川龍谷(7月12日、旭川スタルヒン)

旭川龍谷の逢坂が102球で完封勝利
旭川龍谷が岩見沢緑陵に3-0で完封勝利し、準々決勝に進出した。先発の逢坂琉星投手(3年)は9回102球で6安打無失点。八回までは得点圏の二塁を踏ませず、九回も先頭から連打を浴びて無死一、二塁のピンチを迎えたが、右飛と併殺打に打ち取って締めくくった。
打線は一回に2死満塁のチャンスを逃したが、三回には先制に成功した。先頭の2番・藤原佑磨捕手(3年)が左前打で出塁すると、犠飛と四球で1死一、二塁。5番・笹森悠雅一塁手(3年)が左前に先制打を放ち、連打で満塁としてからは7番・山脇礼翔三塁手(3年)が左飛を放って追加点を挙げた。
岩見沢緑陵の先発・続橋俊哉投手(3年)を相手に四回、五回も得点圏に走者を進めたものの、なかなか追加点を奪えなかったが、七回にようやく貴重な1点を奪う。先頭の3番・有好勇志一塁手(3年)が左前打で出塁すると、盗塁と敵失で無死三塁。次打者の今関康敬右翼手(3年)が直後にセンター前へはじき返し、4番の活躍を見せた。
■記録員としてベンチから選手を激励した旭川龍谷の小玉心主将(3年)
「良い試合でしたし、勝てたことにすごいうれしく思います。一球一球、やり残した事がないように、しっかり練習でやってきたことをやりきれって、声掛けしました。みんなしっかり自信を持ってやってくれたので、良かった」
■初の完封勝利で連続無失点を22回に伸ばした旭川龍谷のエース・逢坂琉星投手(3年)
「自分としては調子が良くなかったんですけど、テンポと制球を意識してコーナーに投げました。真っすぐでカウントを取って真っすぐで打ち取れた。3年ぶりに北大会に出場して次こそは甲子園という気持ちでやっている。初戦を突破できて甲子園に近づけた」