札幌新陽4番・山本翔也主将が初16強へ導く決勝打 苦悩を救った父との二人三脚【南北海道大会】
■全国高校野球選手権南北海道大会(7月8日、札幌麻生ほか)
▽3回戦 札幌新陽12-2札幌真栄
主将の一打から打者一巡の猛攻
札幌新陽が札幌真栄に逆転での六回コールド勝利で、3季通じて初の16強入りを決めた。4番で主将の山本翔也捕手(3年)が五回に勝ち越しとなる右翼への2点適時二塁打を放ち、チームに勢いをもたらした。五回、六回は打者一巡の猛攻で5得点ずつ奪い、コールド勝利につなげた。春の悔しさを糧に努力を重ねてきた山本主将が大一番で結果を残した。
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決勝打の前に指揮官から闘魂注入
2-2で迎えた五回1死二、三塁。最初の2打席で凡退していた山本主将は丸山樹実裕監督(43)から背中をポンポンと叩かれ、「お前がやってきたことを信じて行ってこい」と気合を注入されて打席に入った。「緊張していたのですが、それを和らげてくれた監督のおかげだったかなと思います」。決勝打を放った山本主将は「チームの勝利のために考えて、まずは逆転しようと思って打ちました」。
丸山監督も「うちのチームの4番はずっと山本を据えて戦ってきています。キャプテンで本当にチームをまとめてくれて、ひたむきに陰ながら努力を重ねている子なので、なんとかあそこで一本(打てた)。ちょっと不器用なところもあるんですけど」と、教え子が必死に期待に応えた姿に笑顔を見せた。
春に打てなかった悔しさを胸に
3打数1安打3打点と活躍した山本主将だが、これまで4番として背負ってきた重圧や苦悩があった。春季大会では、Dブロック2回戦で勝利した札幌啓成戦、コールドで敗れた3回戦の札幌創成戦と、いずれも無安打。2年時から中軸を任されながら「全然、結果が出ていなくて、チームに迷惑をかけてしまいました」と悔しさをかみ締めていた。だからこそ、最後の夏までに人一倍バットを振った。
