大学・社会人野球
2021/09/23 00:09

北海学園大逆転Vに望み ドラ候補・鈴木が2安打

六回無死、セーフティーバントを決める北海学園大の鈴木

■札幌6大学野球秋季リーグ戦第2節第4日( 22日、江別・野幌総合運動公園)

 2位の北海学園大が2―1で札大谷大に勝利し、優勝に望みをつないだ。プロ志望届を掲出している1番・鈴木大和中堅手(4年、北海)が2安打で全得点に絡むなど、攻守に躍動した。きょう23日は無傷の7連勝で首位を走る東海大札幌と対戦。東海大札幌が勝てば優勝、北海学園大が勝てば勝利数で並ぶ。

 3球団のスカウトが視察する中、プロ志望届を提出している北海学園大の鈴木が50メートル5秒8の脚力を存分に見せつけた。2安打2盗塁で2得点。1点リードで迎えた九回の守備ではライナー性の打球を好捕し、攻守で存在感を示した。
 両チーム無得点、先頭打者で迎えた六回はセーフティーバントで出塁。盗塁と犠打で三塁に進むと、4番・志村瞭左翼手(2年、北海)の適時打で生還した。同点に追いつかれた直後の八回にも左翼線の浅い打球で二塁を陥れ、すかさず三盗。相手の失策で決勝のホームを踏んだ。
 第1節で2敗を喫し、春秋連覇に向けては負けられない戦いが続く。東海大札幌との一戦に向けて鈴木は「東海戦だから、直接対決だからというのは考えてない。いつも通りプレーしたい」と意気込んだ。(島山知房)

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい