北海学園大が報告会・祝賀会 NPB入り3選手(工藤・高谷・常谷)が決意新た
連盟特別表彰を受けた高谷(左端)、常谷(左から2人目)、工藤(右端)=撮影・十島功
6月の全日本大学野球選手権で8強入り
それぞれの道を歩んでいく。全日本大学野球選手権大会ベスト8の北海学園大硬式野球部が21日、札幌市内のホテルで報告会・祝賀会を行った。広島・ドラ4の工藤泰己投手(4年)、オリックス・ドラ5の高谷舟投手(4年)、日本ハム・育成ドラ1の常谷拓輝内野手(4年)も出席。参加した約180人の前で、来季に向けての抱負などを語った。
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野球部にとって、この1年は特別なものになった。春のリーグ戦で優勝し、全国の舞台では上武大、佛教大を打ち破った。青山学院大に敗れたものの、ベスト8という結果を残した。
札幌学生連盟から特別表彰の盾
もちろん、その立役者となったのはNPB入りを果たした3選手だ。札幌学生連盟からも特別表彰の盾が贈られた。この4年間を振り返りながら、工藤が「1日1日を大事にしてほしい」と話すなど、後輩たちのさらなる成長を願った。
連盟特別表彰を受けた工藤
工藤と高谷は東京の施設でトレーニング
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プロの世界は、すぐそばまで迫っている。今月は工藤と高谷は約3週間ほど、東京のトレーニング施設で汗を流した。高谷も「この期間に、こういう練習することは今までなかった。すごく良い施設で自分の課題とか、いろいろ知ることができた」
一方の常谷は、札幌市内にある日本ハムの屋内練習場で練習を重ねた。すでに先輩たちとも遭遇。「基本テレビで見ている人たちが目の前にいる感じがするので、(プロに入った)実感が湧いてきた」。
連盟特別表彰を受けた高谷
1年目から勝負だ
2026年はプロ野球選手としての第一歩を刻む。3人とも1年目から勝負の年となる。
工藤「新井監督の方から『入ったらからには横一線。若手の選手がチャンスある』と。そのチャンスをしっかりものにできるように」
高谷「1軍キャンプのメンバーに入って、開幕1軍。1年間1軍に帯同することが目標。そして、エスコンに凱旋して投げられるように頑張りたいと思います」
常谷「自分は育成なので、支配下を取るところが最優先。エスコンフィールドでプレーすることができれば、多くの方が見に来てくれると思う。早い段階で支配下を勝ち取って、1軍の舞台で活躍したい」
連盟特別表彰を受けた常谷
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リーグや立場は違えど、切磋琢磨していくことには変わりない。それぞれの場所で、それぞれの立場から、次の勝負が始まる。
プロ入りした3選手のサイン色紙