北海学園大の高谷舟にオリックスが指名あいさつ 山本由伸が背負った〝出世番号〟43「つけさせてもらえるなら」
オリックスの佐野担当スカウト(右)からドラフト当日のパスをプレゼントされた北海学園大の高谷=撮影・西川薫
オリックスから5位指名
23日のプロ野球ドラフト会議でオリックスから5位指名を受けた、北海学園大の高谷舟投手(4年、札幌日大高)が28日、山口和男スカウトグループ長(51)、佐野如一担当スカウト(27)から指名あいさつを受けた。
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高谷は少し緊張した面持ちで、島崎圭介監督(54)らと出迎えた。即戦力としての評価に「プロ野球選手になったんだ、という実感が湧いたのと同時に、即戦力として期待していただいてると思うので、開幕1軍を目標に頑張りたい。3年目に最優秀防御率を獲りたい」。これから飛び込むプロの荒波の中で目指す目標をしっかり設定した。
オリックスの山口スカウトグループ長(左奥)らから指名あいさつを受けた北海学園大の高谷(右手前)と島崎監督(右奥)
活躍して、欲しい背番号を勝ち取ることも多い
指名あいさつの席上、背番号が話題に。山口グループ長は「チーム編成上、今後も背番号が変わる選手、戦力外になる選手が出てきたりするので、その番号の中から抽出する形になる。うちは新入団当時に60番台、90番台をつけた選手がすごく頑張って結果を出し、10番台、20番台が欲しいということで、自分でその背番号を勝ち取ることも多い。山本も43番から18番だったり…」と、ポスティングでMLBドジャースに移籍した山本由伸投手の名前も具体例として挙がった。
憧れの山本投手 スカウトの見通しは…
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山本は高谷が大学入学時から、フォームやトレーニングなどを参考にしてきた憧れの投手。その山本がオリックスで最初に背負った背番号43は現在空席。高谷は「球団が決めることですけど、空いていて、つけさせてもらえるのならつけてみたい」と希望。佐野担当スカウトは「(可能性は)ゼロではないと思います。これから編成の部分でいろいろあるので、随時決まっていくと思います」と明かした。
札日大高の後輩・窪田に「一緒に頑張ろう」
ドラフトでは母校・札幌日大高の窪田洋祐外野手(3年)もオリックスから指名された。昨夏、エスコンで行われた南北海道大会決勝戦はOBとして応援に行った。その際に「体が強くてすごく真面目な子なんだろうな」という印象を持っていた。また、パーソナルトレーナーも一緒で、2日前に同校の森本琢朗監督(44)の元へあいさつに行った際、窪田から「よろしくお願いします」とあいさつされ「一緒に頑張ろう」と共闘を誓った。
オリックスの佐野担当スカウト(中央)と北海学園大の高谷(右)と島崎監督
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ドラフト当日こそ、夜中1時くらいまで起きていたが、翌日午前11時には、いつもと変わらず全体練習に参加。プロの技術、トレーニング方法なども貪欲に吸収する。「トレーニングに関しては山下舜平大投手。体が大きいですし、球も速いので聞いてみたいですし、宮城投手も投球術、野球の考え方など、他にもたくさん良いピッチャーの方がたくさんいるので、いろんな人に聞いてみたい」。大学4年間で大きく飛躍した22歳は、まだまだ右肩上がりの成長曲線を描いていく。