大学・社会人野球
2025/08/25 17:10 NEW

北海学園大の153キロ右腕・高谷舟の進路はプロ1本【札幌6大学野球】

九回2死から救援登板した北海学園大の高谷=撮影・西川薫

■札幌6大学野球秋季リーグ戦(8月25日、札幌・モエレ沼)
▽第1節第1日 北海学園大(1勝)4-3札幌国際大(1敗)

プロ注2人の継投で1点差逃げ切り

 6月の全日本大学野球選手権で46年ぶりに8強入りした北海学園大は、プロ注目投手の継投で初昇格の札幌国際大に4-3と逃げ切り勝ちした。先発したエース左腕・木村駿太(4年、札幌国際情報)が1点差に迫られた九回2死一塁の場面で、最速153キロの高谷舟(4年、札幌日大高)が救援。二ゴロに打ち取り白星発進した。高谷はプロ志望。関東の社会人強豪チームからも声がかかっていたが、進路をプロ1本に絞り、最後のシーズンを戦い抜く。

「正直投げないと思って」いたが3球でゲームセット

 スクランブル登板もなんの。NPB9球団のスカウトの前で、初球にいきなり150キロをマークすると、3球でゲームセット。「とりあえず安心しました。明日のこともあったので、正直投げないと思って。(木村が)1人で投げると思っていたので、明日の調整みたいな感じで投げていたら、呼ばれた。廊下で気持ちをつくって投げました」。下級生の頃から先発も救援も経験済み。最後はフル回転でチームを支える決意だ。

【#大学野球 関連ニュース一覧】

 伸びのある速球と、スイーパーのように大きく曲がるスライダーなど七色の変化球を操り、NPB複数球団が注目している。8強入りした6月の全日本選手権では、3試合全て救援登板。準々決勝の青山学院大戦では、0-2の七回無死一塁から登板したが、プロ注目の小田康一郎(4年)に2ランを浴びるなど3回2失点。ヤクルトが本拠地にする硬いマウンドで、踏み込んだ時に上半身が反ってしまい、球が高めに浮く課題が残った。

6月の全日本選手権準々決勝で七回1死一塁、2点本塁打を浴びる高谷

 

更新する気でトレーニングしているので…

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい