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2025/04/30 07:00 NEW

【’25ドラフト道産子有望株】⑦北海学園大の153キロ右腕・高谷舟 新投球スタイルで奪三振王狙う

北海学園大・高谷はスピン量が驚異の毎分2600回転をマークする最速153キロ右腕=撮影・西川薫

NPB8球団が注目

 今秋のプロ野球ドラフト会議で指名が期待される選手を先取りする「’25ドラフト道産子有望株」。第7回は北海学園大の153キロ右腕・高谷舟(4年)を紹介する。直球のスピン量はNPBでもトップクラスの毎分2600回転をマーク。さらにキレ味鋭い7色の変化球を操る右腕に、NPB8球団が関心を示している。

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 コンパクトなテークバックから、目の覚めるような速球が捕手のミットをたたく。3月の東京遠征に帯同するも、体調不良で登板することはなかったが、現在は回復。22日のブルペンで149キロ、2600回転をマークするなど「順調に来ている」。昨秋は4試合に先発も未勝利に終わっただけに「もう優勝しか見ていない。個人の結果は後でついてくるもの。しっかりチームが勝てるような投球したい」。1年ぶりの白星でチームに貢献する。 

指揮官も絶賛「木村と双璧、オールマイティー」

 3年間でリーグ戦通算3勝。2年までは救援が主戦場だったが、昨春から先発を任される機会が増えた。島崎圭介監督(53)は「完投能力もあるし、後ろでもいける。ピッチャーとしては木村(駿太)と双璧、オールマイティー。(ホーム)ベース付近のキレは特筆もの。シュートも切れ上がって『伸びシュー』ですよね。スライダーだと、スイーパーみたいな感じで、横から風がふっと吹いたように、そのままスライドするような高速スライダー」と絶賛する。

速く落ちる系で、三振の取りやすい球が欲しかったので…

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