プロ野球
2025/07/19 07:00

オイシックス新潟の道産子右腕・能登嵩都がイースタンで9勝を挙げてフレッシュ球宴に初選出

今季、イースタンで9勝を挙げ、フレッシュ球宴に出場するオイシックスの能登=提供/オイシックス新潟アルビレックスBC

秋のドラフトに向けて猛アピールだ

 旭川市出身でオイシックス新潟アルビレックスBC2年目の最速150キロ右腕・能登嵩都投手(23、旭川大高出)が、20日に香川・丸亀市民で開催されるNPB主催の「レクザム フレッシュオールスターゲーム2025」にイースタン・リーグ選抜のメンバーとして初選出された。今季の前半戦は勝利数で独走しており、2位に3勝差をつける9勝2敗をマークした。秋のドラフトにも猛アピールする。

【道スポが全部読める! お得な年払いプラン】

前半戦の勝率は驚異の0.818

 ルーキーイヤーの昨季は5勝にとどまったが、今季は16試合に登板してハーラートップの9勝2敗。勝率は0.818と驚異の数字をたたき出している。初の大舞台へ「せっかくの機会なんで、いろんなことを吸収して、オールスター明けの後半戦に、何か生かせるものがあれば」。当日は1イニングを予定しているが、後半戦のさらなる飛躍へのきっかけをつかむつもりだ。

昨季は制球に苦しむも手応えは十分

 桐蔭横浜大から入団した昨季は5勝も4敗を喫した。「昨季は四球がどうしても多かった。イニング数のわりに四球の数がリーグで(ワースト)2位」。ただ通用する部分があることもシーズンを戦い抜いた上で分かった。能登の持ち球はストレート以外ではカーブとチェンジアップのみ。多彩な変化球を操る投手が多い現代野球では珍しい。それでも「ちゃんとストライクゾーンで投げられている時は打たれてもなかった。ストライクゾーンに投げれば打たれないってことも去年1年で分かったので、オフシーズンの練習でベース板に強い球を投げるのをひたすらやった成果が出た」と、ここまでの成長を振り返った。

巨人・坂本、ヤクルト・村上と対戦 NPB記録更新も射程圏

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい