初陣五輪5位のスノボHP・工藤璃星が母校を訪問 滑るときはイヤホンで爆音「頭ん中が東京ドーム」
札幌北白石中の後輩から花束を受け取った工藤(中央)と山田(左)=撮影・西川薫
夢へ向かって努力する大切さ伝える
ミラノ・コルティナ五輪スノーボードハーフパイプで女子5位の工藤璃星(TOKIOインカラミ、札幌北白石中出)と男子銅メダルの山田琉聖(19、チームJWSC、札幌新川中出)が2人一緒に母校の中学校を訪問した。今大会道産子最年少の16歳で初出場した工藤は、後輩らの前で五輪を振り返り、夢へ向かって努力する大切さなどを伝えた。
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メダルがなくて悔しい
午前中は山田の母校、午後からは工藤の母校に訪問。工藤は五輪と同レベルのメンバーが出場する1月の冬季Xゲームス2位のメダルを携え、昨春の卒業以来、約1年ぶりに凱旋。「メダルを持って帰って来られなくて悔しい。自分の中で調子が良いシーズンだったので、自信を持っていつもより滑られるかなって。緊張はしたんですけど、不安はあんまりなかったかな」。報告会が終わると生徒代表から花束を受け取り、山田とともに生徒たちとの〝メダルタッチ〟にも笑顔で応えた。
笑顔で生徒たちからの質問に答える工藤=撮影・中村祐子
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少ない学校生活の中に思い出も
中学時代から全日本スキー連盟の強化選手として活動していたため、国内外への遠征が多くて公欠を取ることが多く、なかなか学校行事に参加することはできなかったが、神奈川・鎌倉への修学旅行は記憶に残っている。体育館に集まった後輩の1、2年生を前に「久しぶりに学校に来られてすごくうれしい。体育の時とか集会の時に使ってました。(当時は)あまり学校に通わないでスノーボードをしてたんですけど、夏に合宿のない時は学校に来て、みんなも気を使ってくれて、すごい勉強を教えてくれたりしてて、すごい思い出深い」と懐かしんだ。
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「とりあえずヤッホーって感じで」
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工藤独特の緊張感の克服方法も披露した。滑る際には以前から大好きなガールズグループ「ブラックピンク」の曲をウェアの中に忍ばせていたスマホで「テンポの早い爆上げな曲を音量マックスで聴いて、もう頭ん中が東京ドームみたいな感じにして、頭ん中でノリノリな感じで滑っていく」。さらにパイプの底から空へと飛び出し、10メートル以上の高さに達するエアーには「とりあえずヤッホーって感じで回ってた」と独特の表現で競技の楽しさを伝えた。

いつも良いことばかりじゃない
自らの経験から努力の大切さを後輩へ伝授した。「自分がやりたいことを大会で挑戦するときは、いつも良いことばかりじゃなくて、壁にぶつかったりすることもある。そういうのを乗り越えようと頑張るからこそ強くなれる。挑戦し続けられるのは、悔しい思いをしているから。その分、悔しい気持ちより勝てたときのうれしさが自分の中ですごい価値あるものになって、癖になる。諦めたくないっていう思いに変わった」。
男子選手のような滑りを目指したい
4年後へ戦いは始まっている。今月7日には札幌ばんけいスキー場で、10年ぶりにW杯が開催される。初参戦の今季は2度の2位が最高だった。「男子選手のような滑りを目指していきたい。女子では浮いちゃうぐらい本当にかっこいい滑りがしたい。シーズン終わりはスタイルの出しやすい技だったり、誰もやってないルーティン構成ができるような技を練習したり挑戦したい」。4年後のメダル獲得へ、さらに大きく、高く、羽ばたいていく。
生徒たちに向かって挨拶する山田(左)と工藤
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