ウグイス嬢の札幌東・杉原マネジャーも意気込み「晴れ舞台を飾れられるように」【南大会公式練習】

■全国高校野球選手権南北海道大会(7月18日、エスコンフィールド北海道)
▽公式練習
マネジャーも場内アナウンスを練習
全国高校野球選手権南・北北海道大会は準決勝、決勝の舞台を北広島市のエスコンフィールド北海道に移して19日から行われる。南大会は3年連続、北大会は2年ぶりの開催。18日は南大会の公式練習が行われ、南北全6試合で場内アナウンスのウグイス嬢を務める札幌東のマネジャーも事前練習を行った。
甲子園ロードを彩る球場アナウンス。今年は札幌東のマネジャーが務める。19日の南大会第1試合、札幌大谷-札幌日大高戦を担当する杉原はなさん(3年)は、「まず一番は、試合の邪魔をしないように、試合を見ている人たちが良い意味で気にならないようなアナウンスしたいな。あとは選手たちの晴れ舞台を飾れられるような、良いアナウンスをできたら」と大舞台に挑む。
これまでと雰囲気の違う光景に感動
昨夏の南北海道大会決勝はチームで観戦。その時の観客席から見た景色と違い、アナウンス席からの景色はひときわ鮮やかだった。初めて見る光景に「今年は(試合観戦に)もう5回ぐらい来ているけど、雰囲気が全然違う。こんなに高くて、こんなに良い位置から見ることがないので、すごい感動しました」と声を弾ませた。
エスコンでのアナウンスは初めてだが、この春にオープンした札幌モエレ沼公園野球場で行われた札幌支部予選ではすでにウグイス嬢としてデビューしている。「緊張しました。でも3年間、ずっとアナウンスの練習をしてきたので、初めてだったんですけど、隣に補助もついてくれたので、落ち着いてできた。安心して、楽しかった」。
ずっと見てきた球場で集大成を
杉原さんは地元・北広島市出身で思い入れも深い。さらに父は北広島市役所勤務で、ボールパーク誘致にも関わった。「誘致の段階から、間近でずっとニュースで見てきた。小学校とか中学校でも、いま北広島でこういうことをやっているという授業とかはずっと受けてきた。誘致の段階から見てきた球場で自分がアナウンスできるなんて思ってもいなかったので楽しみ」。3年間の練習の成果を、思う存分に発揮する。