ファイターズ
2025/07/15 20:25 NEW

《ハム番24時》7月15日

 

 劇的な勝利を、きっと喜んだだろう。帯広出身右腕・杉浦の母校、帯広大谷高が、夏の北北海道大会の準々決勝に臨み、延長十一回の末に逆転で旭明成高を下して、甲子園まであと2勝に迫った。

 この日の昼、まだ後輩たちの試合が始まる前に、鎌ケ谷で杉浦と話をした。前日の帯広北戦では、右腕が差し入れで送った「アイススラリー」という体感温度を下げる飲料が熱中症防止に役立った、という情報を伝えると「良いように言ってくれていると思いますけど、本当にそうだったらうれしいですね」とにっこり。続けて、追加の支援を約束した。

【帯広大谷がOBのF杉浦からの差し入れで2年連続8強入り】

 「アマゾンで頼んでアイススラリーは2箱送って、ゼリーも2箱、スポーツドリンクも送ったんですけど、勝ち進んで、足りなくなったら追加で送ります。次、勝ったら(準決勝からは)エスコンですよね。(準々決勝までの)旭川分は送ったので、エスコンに行ったらまた差し入れですね」

 エスコンフィールドでの登板経験もある杉浦は、対策にも言及。「マウンドとか、普段の高校野球とは違う環境だと思う。対策しようはないですけどね。内野の芝は、人工芝になりましたけど、高校は基本、土でやっていると思うので、(土と芝の)際の境目のところとか、慣れていない部分もあると思うので、練習の時に意識して確認はしてほしいですね」と思いを寄せた。

 現在、プロアマの規定があり、直接母校の後輩を指導することは許されていない。それでも、少しでも力なろうと動く杉浦の姿に、温かい気持ちにさせてもらった。

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