伊藤大海 エスコン自主トレ組の増加を歓迎「ホーム球場でやるというのはすごく良いこと」
ストレッチで体をほぐす伊藤=撮影・工藤友揮
パイオニアのエースが協力します
日本ハムの伊藤大海投手(28)が〝エスコン自主トレ人口〟の増加を歓迎している。チームでは、春季キャンプ前の自主トレ場所として、本拠地・エスコンフィールド北海道を選択する選手が徐々に増えてきたのだ。先駆者の伊藤も、その傾向をポジティブに捉えていて、チームメートたちへの協力を惜しまない構えだ。
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秋季キャンプ終了以降も表彰式やイベントなどで多忙だった伊藤。契約更改交渉も終えて、ようやくひと息かと思いきや「まだまだですね。年内はいろいろバタバタしています」と、未だに忙しい日々は続いているそう。それでも「オフに忙しい選手だというのは、ありがたいことではあるので。オフに呼ばれるということは、球団からもそれだけ信頼されているということ」と、各方面から引っ張りだこの沢村賞右腕は、この状況を前向きに捉えている。

忙しいなりに時間をつくってます
そんな中、7日はエスコンでトレーニングした。「合間を縫ってやっていかなければいけないですし、やらなきゃいけないこともたくさんあるので、忙しいなりに時間をつくっています」と、スケジュールの詰まった日々の中、怠ることなく鍛錬を積み続けている。
来年の新規参加者はG氏?「野手では僕が初めてだと思う」
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2024年から伊藤は春季キャンプ前の自主トレをエスコンで行っており、今オフも3年連続で実施予定。今年は金村や松本遼が伊藤とともに行っていたが、来年は細野がその輪に加わるほか、契約更改後の会見で「エスコンで1月に野手でやるのは、僕が初めてだと思うので。先駆者になります」と語っていた郡司も参戦するなど、エスコン自主トレ組が年々増えつつある状況だ。
1月14日、金村(右)とエスコンで自主トレを行った伊藤
実際に受けてもらったり、意見交換もできる
「エスコンはどんな感じ?みたいに聞かれましたけど、僕は全然不自由していなかった。十分できる環境だと思うし、一緒にできるならやろうよ、という話で。ホーム球場でやるというのはすごく良いことだと僕は思う。これだけ良い環境が整っていますし、増えていくのはすごく良いことだと、僕は個人的に思っています」と、参加者の増加を歓迎。特に郡司については、「野手はやることが多いので大変だと思いますけど、こちらも手伝えることを手伝ったり、一緒にできることを一緒にやったり。実際に受けてもらったりとか、意見交換もいろいろできるのかなと思います」と、同学年の参加表明によって、練習の幅が広がることに期待している。
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増加の一途をたどるエスコン自主トレ人口。「チームとしてすごく良いことだと思います。自主トレは個人ではありますけど、何のためにやって、誰のためにやっているのかと考えたら、チームのため。そう考えたら、増えていくことに関してはすごく良い傾向かなと思っています」。チームのエースが切り開いてきた本拠地での自主トレの形。来年3月のWBC、そして来季の開幕投手を見据え、伊藤がチームメートとともにトレーニングに励む。
