ファイターズ
2022/07/17 23:15

帰ってきた執念打!今川が再昇格初打席で適時打「すべてを懸けて臨んだ」

一回2死一、二塁で中前適時打を放ち、一塁上で笑顔を輝かせる今川(撮影・松本奈央)

■日本ハム3-4西武(17日、札幌ドーム)

 これぞ執念の復活タイムリーだ。16日に1軍昇格した今川優馬外野手(25)が「6番・DH」で先発出場した。「すべてを懸けて臨んだ」という一回2死一、二塁で迎えた第1打席。貴重な追加点となる中前適時打を放った。

 「(先発の伊藤)大海に早く援護点をあげたかったので、WE LOVE 北海道シリーズということもありましたし、道産子2人でヒーローにと思っていました」。ドラフト同期とのお立ち台はかなわなかったが、再昇格後の初打席で結果を残した。

 プロ2年目の今季は開幕1軍入りを果たしたが、6月20日に2軍降格。ビッグボスから告げられた際には涙を流して悔しがった。「次、帰ってきた時は誰にも文句を言われないくらいの実力つけてやる」。鍛錬の日々を送ってきた。

 1軍再昇格を電話で伝えられた際には「めちゃめちゃうれしくて跳びはねました」。合流時には指揮官から「暴れるよ~」と声を掛けられ、さらに気合が入った。

六回には特大ファウル「ホームランと三振だと天と地の差」

 三回にはアウトとなったものの気迫のヘッドスライディング。逆転された直後の六回には特大ファウルを放つなど見せ場をつくったが、第2打席以降は無安打に終わった。「ホームランと三振だと天と地の差。本当、もっともっと練習が必要」と自分に言い聞かせるように話した。

 新庄監督は球宴明けから出場メンバーを固定することを明言している。「鎌ケ谷、めちゃくちゃ暑かったです。もう二度と戻りたくない」。がむしゃらにアピールを続け、サバイバルを勝ち抜く。

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