【一問一答】中田翔氏 盟友に魂のエール「輝いている西川遥輝を見たい。まだまだ走れる」
キャンプを視察した中田翔氏=撮影・松本奈央
清宮幸の成長ぶりには感無量
昨季限りで現役を引退した元日本ハムの中田翔氏(36)が6日、沖縄・名護と国頭の1、2軍キャンプ地を訪問した。かつての仲間やスタッフとあいさつを交わし、歓談。長く一緒にプレーした盟友の西川遥輝外野手(33)や、選手会長に就任した清宮幸太郎内野手(26)らに笑いを交えて熱いエールを送った。一問一答は以下の通り。
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ー5年ぶりとなるファイターズの春季キャンプ訪問
「すごく楽しかったし、うれしかったです。日本ハム時代に共に戦っていたメンバーもスタッフであったり、裏方になったりしている状況ではあると思うんですけど、懐かしい顔ぶれを見られてすごくうれしかったです」
ー見たかった選手は
「個人的には(西川)遥輝に、頑張れよという言葉をかけたいなと。もともと来る予定はなかったんですけど、あいさつがてら朝イチで国頭の方にも行かせてもらって、お世話になった方々にあいさつできたので良かったです」
キャンプを訪れ、西川(右)と言葉を交わす中田翔氏
ー実際に西川を間近で見ていた
「監督と話をした上で、いろいろなことにチャレンジしている姿を見て感じるものがありましたし、その中でうまくいかない、難しいこともたくさんあると思う。引き出しの多さでいえば、経験を積んできている選手なので問題ないと思いますし、何かがかみ合ってくれば、あの時の西川遥輝が見られるんじゃないかなと個人的にすごく期待をしています」
ー横尾コーチと長い時間、会話をしていた
「バッティング教えられんのか、という話はしました(笑)。めちゃくちゃ頑張って教えていますよ、と言っていたので、すごくうれしかったですけどね」
ー共に戦った後輩がコーチになっている
「指導している風景、雰囲気を見ながらいいなと思いながら。横ちゃんもいろいろ勉強して今の立場があると思うので。何かちょっと不思議でしたね。ずっと一緒にフィールドに立ってやっていたメンバーが今もう、ほとんどがコーチになっていたりとか、現役を上がっている子たちが多いので。不思議だなと思いながらも、しっかりこう仕事しているなというふうに見ていました」
ー国頭を含めて目に留まった選手はいたか
「若い選手が多い中で、みんな、体つきもすごくしっかりしていましたし。監督の教えだと思うんですけど、みんなが強いスイングを心がけている。練習でしっかりとしたスイングができない選手は試合でできないですから。そのへんが徹底されているのかなと思いながら。飛距離も出ていましたし、強い当たりを打っていたので。共通して意識的に取り組んでいるんだろうなと思いました」
ーチームは2年連続2位。今シーズンの期待感は
「メンバーが揃っていると思いますし、本当に才能豊かな選手がたくさんいると思う。優勝するためにはいろいろ兼ね合いもあると思いますけど、今年はすごく期待したいなと思いましたね」
ー国頭で稲葉2軍監督とも話していた
「稲葉さんも今の監督業について、もちろん楽しいし、でも難しさもあるよと話をされてたので。指導していく上で難しいこともたくさんあるんだなと思いながら。当たり前なのかもしれないですけど、楽しいことばかりではないと思いますし、時には厳しく言わなければいけない場面もあると思いますし、とにかく難しいよ、とは言っていましたね」
ー名護では新庄監督とも会話を
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「あいさつだけさせてもらって。ちょっとゆっくりしていってよ、お疲れさんという言葉をかけていただきましたし、すごくうれしかったです」
ー新庄野球というのはどのように映るか
「強いスイングを心がけるという意味では、徹底されてるんだなと思いましたし、意図をちゃんと選手が読み取って、必死に取り組もうとしているんだろうなと思いました。選手とのコミュニケーションであったり、グラウンドで一人一人チェックしている光景があって。日頃から選手とのコミュニケーションをしっかり取る方なんだろうなと思いながら見ていました」
新庄監督(手前)と笑顔で話す中田翔氏=撮影・井上浩明
ー西川と直接、言葉は交わしたのか
「遥輝自身、いろいろ取り組みながら。うまくいくことだけではないので、考えながら苦しみながらやっていると思います。そこのバッティングの技術面に関して、僕がしゃべることは何もないですから。本当に素晴らしい成績を残してきている選手なので、僕としてはたくさん塁に出て、またバンバン走ってもらって。また、盗塁王を毎年取っているような輝いている西川遥輝を見たいなと思います。まだまだ走れるんでね。走れなくなった選手に走れと、そんなきついことは言いませんし、まだまだ走れると思う。まだまだ現役でバリバリできるよというところを見せてもらいたいなと思うし、僕は遥輝を一ファンとして応援していきたいなとは思いました」
ー現場に出て見て、一緒にやりたいと感じたか
「あちこちでいろんな話がある中で、僕はまだまだ1軍の選手、プロ野球選手に対して指導するというほど、指導力が優れてるわけでもない。指導力はまだまだだと思っているので、プロ野球選手に対して指導するという考えもないですし、今の自分のレベルではできるとも思ってないですから。こうやって外から応援するのが今はいいのかなと思います」
ー現役選手いいな、とは
「好きな野球をやって、ファンの皆さんの応援をもらいながら、大金をもらえて、うまい飯を食えているから。すごく僕も幸せだったなと思います。こうやって今、現役から離れてみて強く感じるところ。お金を稼ぐというのももちろん大変なことだし、それは今、しみじみ感じていますけどね」
ー清宮幸が今年から選手会長。あらためて近くで見て
「選手会長? へー、大丈夫ですか?(笑) いやいや、それは冗談で、本当はしっかりしていましたよ。さっきもベンチ裏でいろいろと話して。僕が言うのもあれですけど、すごくしっかりしていましたし、顔つきも変わっていたというか。僕がいる時に、まだお子ちゃまだった選手たちが、ちょっと雰囲気も変わって。オーラというか、オーラはまだまだないですけど(笑)、雰囲気が変わったな、大人になっているなっていうような選手が何人かいたので。頑張ってもらいたいなと思いますね、けがをしないように」
ーバッティングはどう見たか
「毎年毎年、いろんな経験をさせてもらっていると思いますし、きよちゃんに関しても絶対に自分のためになってるはず。バッティングというのは難しいものなので、いろいろ自分で経験しながらやっていけばいいと思います。選手会長なんだったら、チームも引っ張っていかなあかんわけですからね。期待したいなと思います」
ー昔と比べて一番、変わったところは
「顔つきじゃない? それなりの自覚であったり、責任感であったり、そういうものが彼の中で芽生えてきているからこそ、顔つきが変わるものだと思うんでね」
ー前はどんな顔だったのか
「昔はもうそのまんまや、ずっとヘラヘラしとったけど(笑)。もうキリッとしてるというか、格好良く見えたなと思います」
ー中田さんもキャプテンをやっていた。リーダー的な目線でのアドバイスは
「キャプテンやっていたっけ?(笑)。 どうでもいいキャプテン業をやっていたな(笑)。僕から偉そうにアドバイスできることはないですけど、どんどん強くなってきているチームの選手会長、トップに立つということで今年、かかるプレッシャーも変わって、今までとはわけが違ってくると思いますし、清宮選手自身も覚悟しているところだとは思いますから」

ーチームスローガンは清宮幸が考えた「DOMIれ!」
「どういう意味なんですか。支配する? おー、2点(笑)。2点と書いておいて」
ー何点満点で
「10点中やろ? 100点中2点はきつすぎるやろ(笑)。10点中2点やそんなもん」
ーそれで流行語大賞を狙えるように
「狙えるか。狙えるわけないやん(笑)。俺の『レベチ』ぐらいや、流行語大賞を狙えるとしたら。鈴木誠也に取られたけど」
ー日本人のシーズン30発以上が中田さんを最後に日本ハムでは出ていない
「いやいや、いっぱい打てる選手はいますよ。万中もそうだし、水谷くんもそうですし、もちろん清宮もそうですけど。30発打てる選手はたくさんいると思います。そこは兼ね合いだと思うのでね。これからバンバン出てくるんじゃないですか。まして僕の30発は札幌ドームだからね。エスコンフィールドでしょ? 余裕でしょ、そんなん。俺が昔、札幌ドームで打っていたフェンス直撃も全部ホームランやからね。エスコンやったら60発ぐらい打ってるわ。全然、そこは心配するところじゃないと思いますよ。フリーバッティングでいろんな選手を見ましたけど、30発なんか優に打つメンバーが揃っているので、ファンの皆さんも僕も含めてそこは今後、期待していきたいなと思います」
キャンプを訪れ、横尾コーチ(左)と言葉を交わした中田翔氏