ファイターズ
ドラ8開幕投手・北山&道産子18歳左腕・根本 勇躍デビュー

■日本ハム1-4ソフトバンク(25日、ペイペイドーム)
開幕戦のマウンドで、〝デビュー組〟が躍動した。球団66年ぶりの新人開幕投手を務めた北山は、2回2安打無失点。高卒2年目の道産子左腕・根本は3番手で四回に登板し、1回無安打無失点に抑えた。
晴れ舞台に立ったルーキー右腕は「失うものは何もなかった」と開き直って大役を全う。「せっかくいただいたチャンスを無駄にしないように、気持ちだけは切らさずに、なんとか抑えようと気持ちで投げた」と振り返った。
プロ第1球には直球を選択した。「自分の持ち味は真っすぐ。決めていました」。この日最速の153キロを計測し、敵地にインパクトを与えた。3四球などで、一、二回とも得点圏に走者を背負ったが、そこからが真骨頂。新人らしからぬ落ち着きで後続を断ち「きょうの貴重な経験を糧に、これからのプロ野球人生を歩んでいきたい」と今後を見据えた。
18歳でのプロ初登板となった根本は、「今までみたいな緊張ではなくて、違う緊張感があった。楽しかったです」と強心臓ぶりを発揮した。まずは松田を得意のスライダーで空振り三振。2四死球で一、二塁のピンチを招くも、三森、今宮を連続三振に斬った。「自分の球を投げられた。開幕戦で投げられたことは、これからにすごい生きてくる。うれしいです」と初々しい笑顔を見せた。
2022年の船出に好投した若武者たち。次こそは新庄ビッグボスに勝利をプレゼントしてみせる。
3番手で登板し、1回を無失点。根本が1軍デビュー戦でホールドをマークした