ファイターズ
今川 プロ初安打が1号V弾
■日本ハム3-0ソフトバンク(12日、札幌ドーム)
若手の躍動でカード勝ち越しに成功した。日本ハムは12日、札幌ドームでソフトバンクと対戦した。0―0の二回1死二塁、ドラフト6位の今川がプロ初安打となるプロ1号を左翼席にたたき込むと、試合のペースを一気に握った。
三回には高浜の8号ソロが飛び出し、本拠地初先発となった立野も6回1/3無失点の好投で2勝目を挙げた。投打ががっちりとかみ合い、ソフトバンクとの3連戦を2勝1分けで終えた。
観戦に訪れていた家族の前で記念すべきアーチを架けた今川は「ずっと夢見てきた場所なので、感動してます。今までの野球人生の中で一番完璧だったホームラン」と振り返った。近藤が前日11日の試合中に負傷し、12日に脳振とう特例措置で登録を抹消。代わりに急きょ1軍昇格した道産子ルーキーが、チームのピンチを見事に救ってみせた。
栗山監督は「本当に苦しかったと思うけど、チームに貢献できることが彼は一番うれしいと思う。本当にいいホームランだった」と目を細めた。この推進力を逃すわけにはいかない。一気に上昇に転じる。