ファイターズ
2022/03/03 14:28

輝星 冷や冷やセーブ

2死満塁のピンチを切り抜け、試合を締めくくった吉田(右)は表情を緩める(撮影・小田岳史)

 吉田が八回に3番手でマウンドに上がると、3人斬りの好スタートを切った。続く九回は安打と2四球で2死満塁のピンチを招くも、最後は荒木を三ゴロに仕留め、1点を守り切った。

 阪神の藤川SA(スペシャルアドバイザー)直伝の「火の玉ストレート」習得は道半ばだ。「力んだ時に、余計な動きが多すぎた」と振り返る。しかし、縦回転を意識した新フォームには思わぬ副産物もあった。スライダーだ。「(変化が)ちょっと縦っぽくなったので、空振りも奪いやすくなっているかな。びっくりしました、自分でも」と目を丸くした。

 新フォーム習得と結果の両立という難題に挑んでいく。「一戦一戦少しずつでも成長していけたらいい」。将来、大黒柱になるためにも1球たりとも無駄にはしない。

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