【センバツ】北照ナイン支える菅原マネジャー 中学時代にケガで選手断念も「もう一回野球に携わりたい」
中学時代にケガで野球を断念したが、マネジャーとしてチームを支える北照・菅原マネジャー=撮影・西川薫
両膝の痛みでドクターストップ
第98回選抜高校野球大会が19日に兵庫・阪神甲子園球場で開幕する。21日の1回戦で専大松戸と対戦する北照の、縁の下の力持ちとして奮闘しているのが、菅原逞(たくま)マネジャー(1年)だ。中学硬式の小樽リトルシニアで内野手としてプレーしていたが、中学3年進級時に両膝の痛みで医者から激しいスポーツを止められ野球を断念。それでも野球への思いを諦め切れず、マネジャーとして同校ではアナリスト的な役目も果たしている。
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18日に甲子園で行われた開会式のリハーサルをスタンドで見守った菅原マネジャー。「公式練習では選手のみんながかっこよく感じました。目標はベスト4なので、一戦必勝で1回戦まず勝ち上がって頑張ってほしい」。13年ぶりの勝利を願った。
菅原マネジャーの体に異変が起きたのは銭函小から銭函中に上がる時期。身長が1年間で11センチ伸び、左膝に痛みが走った。「成長痛みたいな感じで。最初は左だけだったのが、かばって両方に行っちゃって」。ラストイヤーを迎える直前、医者から安静にしているようにと宣告され「ショックだった」。目標を見失いかけた。
開会式リハーサルで入場行進する北照ナイン=撮影・畠中直樹
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「やりたいことを」ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募
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支えになってくれたのは両親だった。「選択肢を与えてくれて、自分で決めさせてくれました。辞めるなら辞めて違うことに挑戦したらいいし、頑張るなら、もっと頑張ってって」。その言葉を受け「やりたいことをやろう」と、将来のモデルや役者への登竜門、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募。書類審査を通過して全国150まで進んだ。
時間が経っても、野球への愛は冷めなかった。高校野球の観戦に、小樽桜ケ丘球場や札幌円山球場、エスコンへも足を運んだ。そんな時、菅原マネジャーの小樽リトルシニア時代の1学年先輩で、北照の上林弘樹監督(46)の息子・遼真さん(小樽潮陵2年)に北照の練習体験を勧められた。「すごく楽しいと思ったし、野球が好きだからもう一回野球に携わりたい」。選手としてユニホームを着てプレーする道は諦めたが、支える立場として甲子園を目指すことを決めた。
北照・菅原逞マネジャー
データ分析や集計などアナリストとしての役割も
チームのマネジャーは菅原さんと2年生が1人。主な仕事は練習試合のスコアを書いたり、試合の集計や練習のサポートだ。菅原マネジャーの1年間の献身ぶりを見てきた上林監督は「野球にはこれからアナリストとか、プレーするだけじゃない選手も必要になってくる。当然マネジャーとしてもそうですし、アナリストとしてデータ分析、集計などのマネジメントをできる選手をと思って。1年間でだいぶ成長した。遠征も全部連れて行っているし、今回も当初は居残りのメンバーに入れていたんですけど、頑張っているし、気が利くようになってきている」と、チーム本隊に帯同させている。
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初戦まであと3日。練習のサポートにも熱が入る。菅原マネジャーは「野球に集中できるように裏方としてサポートできるように頑張りたい。大変ですけど、チームのために精一杯頑張ろうと思ってます」。90番の練習用ユニホームを泥だらけにしながら、チームの勝利を支える。