河合竜二GMがサポーターズミーティングで今後の強化方針を説明
気になる来季の選手補強にも言及
北海道コンサドーレ札幌は23日の磐田戦終了後、サポーターズミーティングを実施した。石水創社長(44)に続いて登壇した河合竜二GM(47)は、主に今後のチームの強化方針について説明。気になる来シーズンの選手補強や、期限付き移籍選手の動向、シーズン前の準備、ウインターブレイク時のキャンプ、そしてアカデミー選手なども含めた中長期的な指針などについて語った。河合GMの談話や一問一答は以下の通り。
まだまだ足りないものがある
今日も選手は最後まで勝利を目指して戦ってくれたことを誇りに思います。ただ、7連勝のところで今日勝って締めたいところでしたけれども、ここで勝てないというところはやはりまだ何か足りないんじゃないか、そういったものを感じております。それを覆すのは日頃のトレーニングでしかありません。まだプレーオフがあります。あと2試合残っております。その間のトレーニングでしっかりと今日の課題を見つめ直し、次の勝利へ向けて戦っていきたいと思っておりますので、残り2戦も皆さん熱く応援していただけると幸いです。応援よろしくお願いします。
ハラスメントの再発防止策
まずはアカデミー(指導者のパワーハラスメント)の件で皆さんに大変ご心配とご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思います。本当にご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした。ハラスメントの再発防止策といたしましては、指導者に対する教育、教育体制の再構築、そして現場をサポートする体制の充実と、すでに充実した形でサポートできるようにフロントスタッフとして今取り組んでいる状況でございます。二度とこのようなことがないように我々としても真摯に取り組んでいきますので、どうか温かい目で見守っていただけると幸いです。
クラウドファンディング
またアカデミーに関してクラウドファンディングについて皆様のご支援本当にありがとうございました。目標金額には届きませんでしたが、並行して資金調達の方も進めておりましたので、クラブハウス再生に関しては皆様の信頼を裏切るような形はないということを、今約束させていただきます。ただ昨今の中東情勢により着工が遅れているのは間違いありません。この着工に関してもクラウドファンディングの活動報告をご覧いただくとわかると思いますので、ぜひその辺もチェックしていただければと思います。
今シーズンの振り返り
Q&Aに移る前に今シーズンの振り返りに入りたいと思います。この百年構想リーグですけれども昇降格がない特別なシーズンということで、2026-27シーズンでの昇格のためにチームの育成、そして戦術の基盤の成熟をしていくというシーズンでした。とはいえプロである以上、目の前の勝敗にこだわって戦っていくという位置づけでございました。
まず開幕戦からですね。開幕からの数試合、ファン・サポーターの皆様を不安にさせてしまったかと思いますが、現場も含めて進むべき方向は間違っていないと確信しておりました。それぐらいの質の高いトレーニングはできていましたし、選手もトレーニングに真摯に取り組んでいてくれて、昨年度とのトレーニングとは明らかに違うなというところは感じておりました。
ターニングポイントは松本戦
話を振り返りに戻しますが、今シーズンターニングポイントは二つあったと思っております。まず一つ目ですね、第5節。そして二つ目が第11節。どちらも松本戦だなと思っております。第5節の松本戦(0●3)では「走る、戦う、規律を守る。その笑顔のために」というフィロソフィーを掲げる中では負けてはいけない。松本山雅に完敗してしまいました。ここから選手のトレーニングへの意識が、取り組む姿勢が変わったと感じてます。
そしてもう一つのターニングポイント、第11節の松本戦(2○1)。前回完敗した相手でしたけれども、ここで見事に勝利。聖地・厚別ということで選手もかなり気合が入っていたと思います。監督からも「ここで負けるわけにはいかない」、そういった煽りもありましたし、選手がそこに応えてくれて非常に満足しています。
ここは連勝のスタートというところでターニングポイントだったかなと思っていますが、次のいわき戦も最後まで戦い抜き、諦めなければああいった勝利を喜べる素晴らしい戦いだったと思います。ここで選手、スタッフが大きな成功体験を感じたと思うので、ここで大きな自信になったと思っております。ここまで連勝が、最終節を除いてですけれども、ここまで連勝ができたのは間違いなくトレーニングの積み重ねによるものだと思っております。
なかでもフィロソフィーにある「走る、戦う」。ここは間違いなく変わっているんです。ただ私の中で一番の変化と捉えているのは「規律を守る」。ここが明らかに変化したかなと思っております。例えばですけれども、ダッシュのトレーニングの最後まで走りきる選手が増えました。これ当たり前のことなんですけれども、なかなかできることではございません。ここの変化というのはもう目に見えて表れています。
試合でも最後の(自陣)ゴール前では相手に一歩寄せてシュートブロックするシーンも増えてきました。そして顕著に変わったところですね、ボールを失った後に奪い返しに行く。スタッフではリアクションと呼ばれるその、僕はアクションだと思うんですけれども、このアクションが無意識にできるようになってきていて、そこまで浸透してきている。そういった規律を守れない選手が少なくなって、全員が規律を守れるようになってきて、やっていない選手が浮く環境ができてきた。ここが一番、僕の中では変化したポイントじゃないかなと思っております。
今シーズンですけれどもキーパーを含むほぼ全員が出場し、こういった2位という結果を収められた。ここは非常に収穫だと思いますし、戦術の基盤づくりというところでは満足いくわけではないですけれども、ある程度のラインまでは来たのかなと感じております。一方で、そのためにここから磨き上げていかなければならないことが多くあるとも思っております。という振り返りになります。
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