《SHINJOの信条》『あまり痛がっていたら注射打つよ』と言ったら『痛くない!』となるので(笑)
■パ・リーグ2回戦 オリックス3-6日本ハム(4月4日、エスコンフィールド北海道)試合詳細はコチラ
試合後、取材に応じた新庄剛志監督(54)の一問一答は以下の通り。
ーきょうのゲームを振り返って。よく勝利につなげた
「本当に頼もしい、選手が。どんだけホームラン打っとんねん(笑)。怖いくらい」
ーこの8試合で20本のホームランが出た
「何なんだろう、これは。こればかりはちょっと分からないです」
ー新庄監督も驚いているか
「ちょっとびっくりしていますよ」
ーキャンプから振り込んできた結果が出ているか
「でも、ここまで打てます? どの球団も振り込んでいるでしょう? やっぱりレギュラーになりたい、1年間ずっと出たいという気持ちが、あのホームランにつながっているんじゃないですかね。と思っても、そこまで打てるものではないし。こればかりは選手の実力ですね」
ー開幕スタメンからメンバーが変わっても選手が活躍
「シーズン始まる前から1カ月は様子を見て、これも競争。調子が良くて、いい成績を残して内容がいい選手が、1カ月ちょっとしてから固定のメンバーになって、1年間戦っていきますよと。準備段階ではないですけど、そういう気持ちで選手はプレーしていますね」
ーこれだけ活躍してくると新庄監督も嬉しい悩みではないか
「寝かせて。本当に寝かせて(笑)。しかし、ノーヒットノーランの時もそうですけど、きょうも1点差とか勝っている時に清宮くんのところに飛んでいくよね。なんで? 野村くんみたいに体で止めてほしいくらい。最後もこうやって(半身で)捕って、体(を入れる)やろうと。まあ、かわいいですけど(笑)」
ー清宮はバッティングで活躍している
「レイエスのかかとの状態が悪くてもここまで点数を取れて。シーズンが終わるころには1000点以上、打点を取るんじゃないかな、みんなで。それくらいの勢いですよ。レイエスも今は出たいはず。出たくて出たくて。きょうも出られましたけど、大丈夫だと。みんな打っているから休んでいなさいということで」
ーこの8試合の中での課題は見えているか
「課題、課題…。何かあったかな。見つけるほうが難しいですね。ない」
ー先発ローテーションや継投策は今後、どのように考えているか
「ピッチャーも争いですから、誰がどこで行くというのは今、探っている段階なので、常に競争させています」
ー達のピッチングはどうだったか
「良かったです。ちょっと球数が多かったですけど、126球かな。1回多く投げたので次は(大丈夫)。完全試合とか言っていましたけど、早速ホームランを打たれておじゃん(笑)。次、期待しましょう」
【達孝太 細野の偉業達成を受けて新庄監督からかけられた言葉とは】
ーこの試合の中で目に留まった、特に注目したい選手は
「全員、目に留まっていますし、結果が出ていない選手のほうが気にはなっています。プレッシャーのかかる場面で打っていない選手を使って結果を出させて、さらに層を厚くしたいという思いはあります」
ーその選手の名前を挙げると
「内緒」
ーエスコンフィールドの良さを改めて
「全ていい。完璧です。よく言われる、相手の監督からも。すごくいいと。それくらい自信持って言える球場なので幸せですよ、選手は」
ーファンの歓声も大きい
「去年からずっと、みんなが大声を出して精一杯応援してくれている。声援の大きさというか。グラウンドには立っていないから分からないですけど、選手には伝わっているので感謝しかないです」
ー勝率5割に。ここからの試合はどのようなことを期待しているか
「勝つことしか考えていないので。福岡で3つ負けて、前も言いましたけど、あれがあったからてっぺんを取れたというシーズンにしていくだけです」
ー西川がいい場面でホームラン
「振りがいいでしょ。追い込まれても小細工せずに。今の打ち方で小細工をすると、ゴロかフライになっていくので、すごくいいと思う。きょうも試合中、どうやって打てばいいですかと(聞いてきた)。『九里くん、おまえは打てない、諦めろ』と言った。それくらいの気持ちで楽に立ちなさいと。諦めろと言ったらはい、はいと。それで、ホームラン。素晴らしい結果が出て、今は野球が一番楽しいんじゃないですか」
ー昔は何か逆方向へ打つことも多かった
「昔は知らないのでごめんなさい、知らないから」
ー今は常に振り切っている印象
「それが目的で、キャンプからずっと言い続けて。続けていることがすごくないですか? 普通、1軍に上がってくると当てにいきますよ。それを思い切って捨てて振ると。自分でもびっくりしているんじゃないですか。そうやれば、こういう結果につながるんですよと、ちょっと不思議かもしれないですね。短く持って、指2、3本分空けて。バット自体はそんなに長打が出るバットではないですけど、芯に当てたらあそこまで飛びますよ、ということが分かったと思う。あとは打った時は謙虚に謙虚に。打ったら打っただけ謙虚に。グラウンドでの動きとかで見えてくるじゃないですか。そういうことを先頭切ってやってほしいくらい。しっかり見ているので」
ー三振とかしてもいいとキャンプで言ってた。
「いいとは言っていない。あれはオープン戦だけ。ダメよ、シーズンは(笑)。結果を出さなきゃいけないから。それくらいの気持ちで。三振しないから」
ー西川に打撃改造を求めたきっかけは
「楽天のとき。右中間にすごいライナー、フェン直か何かを打った打席を見た後、次にちょこんとレフトフライか何か打ったのかな。いやいや、俺が西川くんを預かっていたら、どんどん引っ張らせる、振らせるのになと思って見ていました。その右中間にパコーンと打ったイメージがあって。それで、ファイターズに戻ってきて、それ(考えていたことを)をやらせようと。ただ、バットが違うなと思ったので、すぐに作らせて。今は時間がかかるんですね、バットが(完成するまで)。1カ月ちょっとかかる。まだ6本しか来ていない。1打席目に折って5本(笑)。折らんためにはもう芯に当てるしかないですからね」
ーYouTubeなどで過去の西川の映像を見たか
「全部見た。詰まって内野のセカンド、ショートの(頭を越える)ふらふらふらポテンではなく。ヘッドスピードも速いし。それ(西川に合う打ち方)を編み出しただけ」
ーバットは監督が選んで発注して
「そう。同じ形のモデルを3本、僕が持っていて。その中でも一番これというやつを送らせて、作ってもらって来た時に握ったらちょっとだけ違った。ちょっとだけ形が。3ミリ、2ミリくらいかな」
ー太かったのか、それとも細かったのか
「バランスなんですよね。でも器用に使いこなして。本当に飛ばないようなバットなんですよ。こんなので飛ぶ?というくらいのバット。普通、飛ぶバットはちょっと細くてヘッドが効いて。そうじゃない。(報道陣も)持たせてもらったらいい。俺たちでも振れそうじゃない?というバット。本当本当。それくらいコントロールしやすいバットの形。で、野村くんもその形に近づいてきて。ちょっとバットを短く持たせて。でもあのライトオーバーの(ホームラン)。あれができたらでかいですね。22本くらい打てる、あれができたら」
ーすごい打球だった
「あんな速い球をよう打てるわ(笑)。でも短く持ってもあそこまで飛ぶということが分かってくれたらいいことなので」
ー野村には昨年、二塁打を打つようにと。今は。
「バッティングのことは今、言っていないです。セカンド大丈夫?できる?ということしか言っていない(笑)。ドキドキなんですから。セカンドゴロ!と。分かるでしょう? 郡司くんもきょうちょっと反応が遅れましたけど。ノーヒットノーランの時、今までの僕なら代えていますけど。普通なら。ここはちょっと乗り越えさせようと思って代えなかったでしょ。今年はあまり代えないです。でも休ませないといけない時もあるから。12試合に1試合、休ませたいという気持ちはあるんですよね。ずっと出たいと思いますけど。出たからと言って1000万円、もらえないでしょ? 今は。昔はもらえたんですよ。フルイニング(出場)で。俺、もらった記憶があるもんな。俺なんか休ませてもいいのに(笑)」
ーチーム内競争のレベルが年々上がっているイメージ
「高いよね。高いけれど、もっと高くしようという自分がいる。限界はないので。ポンと出して…この4年間が良かったんじゃないですか」
ー3連敗から急速に巻き返した。早かった
「こういうイメージでしたけれど。さあ、上げていきますよという感じ。心配はしていなかったです。僕が下手に間違えなかったら(大丈夫と)。あの(開幕カードの)3戦は、開幕は大事で、自分の持っている力以上に出そうとしてしまうから。1つ負けたら俺が俺がとなってしまう。細野くんが本当に助けてくれましたね。あれがでかかった、ものすごく。チームの流れというのもあるので。誰かが活躍したら俺も俺もとなるし、連敗してしまうと俺もーと強い気持ちになってしまうところ。細野くんの性格が良かったのかな。ちょっと違うでしょ? 普通のピッチャーと。あれが良かった。エスコン一発目で良かった」
【細野晴希 野球人生初のノーヒットノーラン達成 「吐き気がする。これが緊張か」】
ーレイエスが出られなくなってからも、これだけホームランが
「いやいや、レイエスはうちのリーダーですから。レイエスがいないと。でも、休ませていかないといけないというのもあります。かかとの痛さは僕には分からないので。『あまり痛がっていたら注射打つよ』と言ったら『痛くない!』となるので(笑)。注射がめっちゃ怖いって。注射器を持つだけで、うわぁーとなって家に走って帰るから(笑)」
ーレイエスにもいい刺激になるのではないか
「なっていない、なっていない。それはもうどっしりですよ、レイエスは。これがちょっと打っていなかったら、うっとなるけれど。中心バッターですから。キャラ的にも。あしたもいきます」