ファイターズ
北山亘基 人間的な土台を築いた京都成章高での3年間 イップス、けんか…恩師・松井常夫監督が振り返る
■パ・リーグ2回戦 日本ハム1-0楽天(4月8日、楽天モバイル最強パーク宮城) 試合詳細はコチラ
〝快投〟乱麻を断って今季初白星!
日本ハムの北山亘基投手(26)が8回3安打無失点の10奪三振と快投を披露し、今季初勝利を手にした。
人格者として知られている背番号15。研究熱心な姿勢から〝教授〟と呼ばれ、誰に対しても分け隔てなく接する。真面目な性格で愛される一方、京都出身の関西人らしいおちゃめな一面も持つ。「土台は高校です。人間的には。キャプテンもやらせてもらいましたし、監督にはお世話になりました」。京都成章高で過ごした3年間が大きかった。
ダイヤモンドの原石
当時の監督、松井常夫さん(61)は2024年に退任し、現在は総監督。「これは、僕が棺桶に入れてくれと言っているやつなので」。教え子たちの思いが詰まったメガホンを大切に持っている。北山が3年だった夏の京都府大会、決勝前の控え室でメンタルトレーニングの一環として選手たちに「ナンバーワン宣言を書かせていた」。当時、エースで主将だった右腕が書いた言葉は「楽しむ #1」。インクが薄くなった文字が味わい深いメガホンを見つめながら、思い出を振り返ってくれた。
北山のことを知ったのは、中学校教員をしている教え子の情報だった。「周山中学校にええピッチャーがおるんです」。中3夏に参加した練習体験会で「133か4(キロ)出ていた。軟球から硬球に変えて。うちは130あったら絶対、140まで乗せられる自信がある指導スタッフがいる。10キロから15キロは速くなる。145までいく」と確信。学力は「オール5」と申し分なく「ぜひ来てくれ」とオファーを出した。