《SHINJOの信条》1年目から150キロ近くのスピードボールを芯に当てることは難しい。大したもん
■紅白戦 紅組3-1白組(2月14日、沖縄・名護)
取材に応じた新庄剛志監督(54)の一問一答は以下の通り。
ー紅白戦で大川が実戦初登板
「ランナーがいた時のクイック。セットでのボールが好きでしたね。あれはバッターからしたら、打ちづらい感じになる。最初のピッチングで、ズバズバというような内容は期待していなかったので。クイックはトップレベルじゃないですか。あと、楽しみな選手が、育成の川勝くんと渋谷くん。2、3年後、面白いですね。経験を積ませて、投げたいところにボールが集まってくれたら。面白いボールを放るなと。バッターを次々と抑えてくれそうな、ワクワクさせてくれる2人でした」
ー川勝などは150キロ以上の球速が出ていた
「球のスピードじゃないんですよ。マウンドの雰囲気とリリースポイントに魅力を感じました」
ー2人ともまだ育成。経験積ませたいか
「まだまだ、経験を積ませないと、いいものが出てこないから。楽しみでした。楽しみです」
ー半田や藤森のルーキーも打席に立ったが
「なかなか1年目から150キロ近くのスピードボールを芯に当てることは難しいのに、(藤森は)うまいことレフト線に打ったし。粘って粘っていい振りをしていたから、大したもんだなと思いました」
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ー柴田も今季初登板
「145キロも出ないとか言ってたけど、出ていましたよね。彼はそんなに心配していないかな。ちょっと気になったのは古林。見た感じ、腕の振りが僕は違うかなと見えましたね。トップの入りが遅いというか。だから慌てて、それ(遅れ)を取り戻そうとして投げたら高めに浮く。あれ、変わったなと。本人は変わっていないと言うかもしれないけど、僕の中では変わったかなと思いました」
ー制球が定まっていなかった
「ずっとね。ただただ、ボールの違いだと思うんですけど。そんなことは言っていられないじゃないですか。そこは気になったかな。(孫)易磊も体が大きくなって。体を大きくして、今は昔の投げ方と徐々に合わせていく段階だと思うから、それが合ってきた時には、もう1段、2段レベルアップする。もうちょっと先かなと思いますけど。ボールも違ったしね。馬みたいな足になって(笑)。あんなに大きくなるもんかな、3カ月ぐらいで。トレーニングしたんでしょうね」
ー若手投手は総じて体が大きくなっている印象
「体を大きくする努力は分かるけど、ボールが行っていなかったり、バッターならせっかく鍛えたのにそれを使えなかったら、意味ないので。合わせていく段階じゃないですか、これから。今、結果を出している選手というのは、2年前にやってきたことが今、徐々に出てきて結果が出ていると思う。ライバル争いが激しいから、結果を出したい気持ちは分かりますけど。結果を出したい中でも、力を抜いて。その方が見た目もいいので」
ー野村はセカンドの守備でミスもあったが、打撃で結果を
「でもあれ(一回の送球エラー)、キャッチボールじゃね(笑)。めっちゃ距離が近いのに。力んだのかな。ダブルプレーの方は難しいので。バッティングの方はバットを変えて、短く持ってみようかと。去年のバットはヘッドがすごく重くて、コントロールしづらかったんですけど、今年はバランスが良く、短く持っても追い込まれてあそこまで飛びますよ、というのが分かってくれたら。やっぱり確率のいいバットの方がいいので。力はあるから」
ー監督が指示して変えてもらったのか
「いや、自分で変えていました。山崎武司さんのおかげですごい変わったから、本当に呼んでよかったなと思いました」
ー郡司はさすがの打撃
「彼はもうバッティングテクニックというのを知っているし。ただ、1試合2試合、ヒットが出なかった時にズルズルといくタイプなので、そこは僕がメンタルを変えていきたいなと思います。ちょっとしたきっかけなので。どうしても調子が悪くなってきて結果が欲しくなると、郡司くんはスタンスが広くなるんで、そこのところはアドバイスしていきたいかな。クルっと回れば、簡単に打てるので、手が器用な子なので。あと、前髪がちょっと長くて邪魔かな(笑)」
ー新戦力では島本も落ち着いた投球
「岡田さん(前阪神監督)と話をして、島本くんをよく使っていたらしいんですよ。いいピッチャーだぞと。右バッターに対しても左バッターに対しても全然、使えるから。いい選手を取ったなということは言われました」
ー内容も良かった
「良かった良かった。打ちたくなるようなところから落として。当たったとしてもゴロにしかならないボールを投げていたので、さすがだなと思いました」
ー柴田の二刀流については
「それは稲葉監督に任せます。このあいだ、指導もしていたしね。僕は大谷くんを育てたような二刀流の経験をしたことがないので。それはCBOがその経験をしているから、もうお任せというか。彼は頭もいいので、自分なりに考えて、打つ方も投げる方も両立させていくような考えは持っていると思う」
ー1月に名前を挙げていた藤田琉はどう見たか
「きょうは物足りなかったかな。イメージしていたボールは投げられなかったかなと。フォームも変えていたしね。もっとゆったり投げていた感じに思っていたんですけど、きょうはあまりゆったりした感じで投げていなかった。ゆったり投げるピッチャーはあまり好きじゃない。1回、足を上げて止めて待つようなピッチャーはあまり好きじゃないんですよ。これからでしょう」
ー大川のクイックはどこが魅力的なのか
「タイミング合わせづらい、バッターは。もっと彼はできると思うよ。ボールが行かなくていいから、クイックだけやってみてと言ったら、たぶん早送りぐらいのクイックはしてくれると思う。バッターがタイミングを早く取ろうとしても、あのクイックはちょっと間に合わないかなというイメージを持ちました。あれでシュートとか来たら、詰まる詰まるバッティングになるんじゃないかなと」
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ー大学はリリーフ。ランナーを出してからの登板も適性がありそうか
「大学時代のランナーを出したときのピッチングを見ていないから。ランナーがいなくても、ランナーがいるイメージで投げてもいいんじゃないですか。ピッチングフォームで球種を増やすようなピッチャーにもなってほしいかなと思います」
ー大川が清宮(幸)に打たれ、見たことがない打球だったと
「それはリップサービス。そんなことないやろ(笑)。そこまでいい打球じゃなかったけど。でも、打ち方はうまかったですから。きょう結果を出して1軍に来たかったと思うんですけど、まだちょっと、我慢しなさいと。次に投げる時にいいものを見せてくれ、と思います」
ークイックは大きな武器になるか
「きょうでももう、盗塁し放題でしょ。さらにクイックを良くしていかないと、どんどん走ってきますよ。ボールの勢いよりもクイックを速く。とにかく練習して、ボールの質を上げていってほしいかなと思います。ブルペンでクイックデーが欲しいかな」