ファイターズ
《ハム番24時》2月12日
まさに〝投手の本能〟だった。そんな一面を目の当たりにした。上原がこの日、ブルペンに入った。その投球練習を始める前のことだった。新庄監督から話しかけられると、反射的に左足をプレートから外していた。試合中ではない。わざわざ外さなくてもいい場面だが、何かあればプレートを外す。その習慣が、体に染みついているのだろう。
投球練習後、そのことを本人に伝えると「プレートから外してました?」。やはり無意識のうちに取った行動だった。「外さないと、やばいじゃないですか」と笑った。投手としての本能が、それを許さなかった。
その後、新庄監督や山本昌臨時コーチが見守る中、角度のある球を56球投げ込んだ。山本臨時コーチからは右肩の使い方や左肘の角度などについての助言を受けた。「自分が気にしている部分と、かなりマッチした意見をいただけた」と有意義な時間になったようだ。
「きのう、キャッチボール始めて、3球目ぐらいに言われた」。レジェンド左腕の観察眼には、上原も目を丸くした。昨季27試合に登板し、防御率1.11をマーク。さらなる活躍が期待される背番号20は、地元・沖縄の地で飛躍への準備を着実に進めている。