2025自己採点~上原健太の場合~「(愛妻に感謝し)ファームにいる間、たぶん一番、諦めていなかった」
日本ハムの長い戦いが終わった。宿敵のソフトバンクと終盤まで優勝を争い、CSファイナルでも激闘を演じた。道新スポーツデジタルでは選手個々の成長や奮闘に焦点を当てた「2025自己採点~の場合」を不定期連載する。取材班が「俺が選ぶチームMVP」「お世話になった人、感謝したい人」などのテーマに沿って聞いた。


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「60点ぐらいじゃないですかね。単純に、僕が(1軍に)上がってきたのが6月の末。ほとんどもう7月からで。そこですかね。後半からなので。後半で、60点分を稼いでいるようなもんですね」

「個人的なものですか。えーっと、難しいな。あれかな。2登板目の、エスコンでの楽天戦(7月5日)。12対1かなんかで勝っていた試合だったんですけど、最後に投げさせてもらって。その試合をきっかけに、次から少し良い場面で投げるよ、と言われたので、そこかなと。ターニングポイントになったかなと」

「おととしのシーズンが終わってから、投球フォームを改善しようとして、ちょっとミスが起きたので、今年はフォームをイジるというよりは、メカニック的なところだったり、可動域だったり、さらに筋力だったり、体の機能的な部分を、もうちょっとやっていければ、効率良く体の負担を減らせるんじゃないかなと思うので、そういうところを取り組みたいなと思っています」

「一番はちょっと選べないですね。でも、僕がずっとファームにいる間、たぶん一番、諦めていなかったのが妻なんじゃないかなと思うので、そこは本当に、あまり機嫌の良い時期ではなかったんですけど、よく支えてくれたなと思います。機嫌が表に出ることはないですけど、なんかしんどそうな姿は、たぶん見えていたと思うので、そういうところはありますね。シンプルに言葉で伝えてくれたので。『まだ、分からないよ』『(1軍昇格が)あるかもしれないじゃん』と。僕ももちろん、そのつもりではいたんですけど、伝えてもらって感謝しています」

「僕はピッチャーなので、(伊藤)大海じゃないかなと思いますけどね。それはそうですよね。(伊藤)以外、あんまり考えられない。大海にすごい、(チームが)おんぶされていたんじゃないかなと思いますね。僕も来年は、立場はどうなるか分からないですけど、もっとシーズンを通して役に立てたら良いなと思います」