【気になるあの2人】第11回は杉浦稔大&玉井大翔 道産子コンビは居心地のいい関係
道産子右腕コンビの杉浦(右)と玉井
共通点の多い2人 気付いたら一緒に
日本ハム選手同士の仲の良さを独自調査する『気になるあの2人』。第11回は、道産子右腕コンビの杉浦稔大投手(33)と玉井大翔投手(33)に5つの質問をぶつけた。ともに道東出身で1学年違いの2人は、高校時代に対戦経験もある。同郷の絆はやはり深かった!?
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【1】お互いの呼び方は
杉浦「玉井ですね。玉井からは杉浦さん。普通ですけど」
玉井「杉浦さんか、杉さんとかですね」
【2】仲良くなったきっかけは
2023年11月のFフェス、道産子トークバトルに登場した杉浦(右から2人目)と玉井(右端)
杉浦「そもそも北海道出身なので、その時点でもう仲間ですよね。玉井と僕は高校時代に対戦しているんですよ。あいつはスタンドにいたらしいんですけど(笑)。でも(玉井が)旭実で、僕が帯広大谷で、そこで当然、接点があるので。当時は何もないですけど、対戦していたんだっていうのは分かっているので。それこそ玉井が大学生になって、(東農大北海道で)1年生から投げていたんですよ。僕も神宮大会か何かで、旭実出身の1年生が投げているらしいよっていうのは知っていたんです。しかも、玉井の時って、(3番手の)玉井より、エースと2番手が結構、注目されていて。その2人は知っていたけど、え、3番手が投げているの? みたいな感じだったんですよ。当然、大学生で1年生からそういうところで投げるのはすごいことで、それで存在を知った感じですね。(プロ入り後は)僕がファイターズにトレードで来て、玉井もその時、1軍に行ったり2軍に来たりだったと思うので、最初にどこで会ったかはあんまり覚えていないですけど、たぶん最初からそういう話をしたんじゃないかなと思います。旭実なんでしょ? って。あとは佐呂間の話もたぶんしたと思います(笑)。旭実の僕の同級生とかの名前を出したりしたんじゃないかなという、推測です。向こうも、(杉浦のことを)知っていたと思います。北海道出身というだけで、他球団でも気にはするので。北海道出身で高校時代に戦っているとなったら、勝手に身内感はありましたね」
2009年7月、全国高校野球北北海道大会の準々決勝、延長15回240球完投の杉浦
玉井「きっかけ、分からないです(笑)。初対面も全然、分からない。僕は高校の時から知っていましたよ。対戦というか、僕はアルプスで応援していましたけど。コントロールが良いなって。その時はすごい有名なピッチャーって感じではなかったんですけど、確か僕らの中では。そこで、試合で対戦して延長十五回引き分け。次の日に再試合で負けたんですけど、僕は2年生で試合も出ていないし、アルプスで応援していましたけど。投げている姿をずっと見ていて、良いピッチャーいるなって僕は一方的に見ていました。(その後)ドラ1でドラフトかかっていて、あっ、すごかったんだ。あそこでみんな打てなかったのは不思議じゃなかったんだって。そんなに球速も140(キロ)とか145とかバンバン出ていた感じじゃなかった。でも、こっち来てから(仲良くなったのは)なんでだろう。ちょっと分からないですけど、気付いたら道民ですし。あんな感じなので、気を使わなくていいし」
2011年4月、道6大学野球春季リーグ戦、ノーヒットノーランの快挙を達成した東農大北海道の玉井
【3】相手のここが好き! 直してほしいところは
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2024年11月、応援大使で音更小学校を訪れた杉浦(右)と玉井
杉浦「みんなと仲良くなれる、というところじゃないですか、ある程度。ある程度が大事です(笑)。あいつはそういう、潤滑油みたいな人間性。みんなと当たり障りなく関わる(笑)。ちゃんと、越えちゃいけない線は分かっている。そこを、良い具合でつついていく感じ。だから、みんなとある程度、コミュニケーションを取りやすい感じになっていると思う。直してほしいところ…、そう言われると、そんなないですけど、でもなんか、あんまりあいつのことを褒めたくないなという気持ちにはなります(笑)。みんなそうだと思います。後輩力が高いです。おいっ、て思うことをあえてしてくるんですけど、そのラインが絶妙です。なめているんですけど、ちょうど良いなめ具合。本当にやべーやつだな、とはならない。ちゃんと分かった上で、なめてきている。そこは良さですね。後輩からしても、そういう姿を見ているから、良くも悪くもなめやすい。だから後輩からも玉井に行きやすい。むしろそれぐらいの方が、付き合いやすいんでしょうね。でも、大事ですよね、最初の壁を崩すことは。直してほしいところはないかな。もし玉井が(杉浦の直してほしいところを)言っていたら、第2弾で言いまくります(笑)」
玉井「あんなに(4人)子どもがいて、野球もやって、(子どもを)送ってから(球場に)来たとか。シーズン中とかも結構、朝早くから起きて、すごいそれは尊敬しかない。野球もすごいですし、いまだに150(キロ)中盤くらい投げますし、うらやましいです。あんな球、投げてみたい。マジすごいです。直してほしいところは、だからやっぱこう…なんだろうな。ロッカーとかで僕が責められている時とか、助け船を出してくださいって感じで振ったりするんですけど、われ関せずみたいな…。見て楽しんでいるとか、大事な場面で一言、横やりでポンと僕のマイナスなことを言う(笑)。あのトーンで言われると結構、傷つきますよね。杉浦さんに言われるっていう。ミヤさん(宮西)とかに言われても、そういう人なので。杉浦さんはそうじゃないので、スパッと言われると、苦しい時があります(笑)」
【4】一番の思い出は
2025年11月、ネクスト・サークル活動の一環で野球教室に参加する杉浦(左)と玉井
杉浦「何かあったかなー。メシも行ってはいますけど、思い出は出てこない(笑)。ちょっと待ってくださいね…。玉井と長くいるのは、オフシーズンかな。今でこそ札幌組(オフに札幌でトレーニングする人)が増えましたけど、ちょっと前は少なかったので、数少ない札幌組だったんですよ。僕と玉井、加藤(貴)、(中島)卓さんぐらいだったかな。オフシーズンなので、練習に行ったら、だいたい誰かしらがいて、昼(メシ)を食いに行ったりはあるんですけど、ほかにあるかな。基本はおごっていましたけど、あいつのうまいところは、練習とかだと毎日、メシに行くので、『ここは僕が出します』、みたいなことも言ってくるんですよ。メシは僕が出して、その後ちょっとコンビニとかに寄った時に、『ここは僕が出します』みたいな感じで。僕的にはどっちでも良いんですけど、そういう気持ちを見せてくる。やっぱり社会人を経験しているからですかね。意外と2人になると、そんな別にずっとふざけているわけじゃない。2人でふざけているヤツは結構やばいじゃないですか。普通に、プライベートの、玉井の結婚式にも行ったので、奥さん同士も会っているので、そういうところはある意味、家族の付き合いはありますけど。付き合っていた頃から、ちょいちょい、なんか良いところないですか、とかはありましたよ、行くところとか。一緒にいるんですけど、プライベートはたまにぐらいなので。メシ食いに行って、これぐらい何も覚えていないような会話をして終わる。それがちょうど良いんですよ。でも、結構あいつとイベントは行っていますね。トークショーとか。あいつはそういうとこのトークでぶっ込むので。でも思い出かって言われると微妙です。おととしも行ったな。忠類か、小学校訪問、音更と幕別に行きました。忠類って、帯広ではないですけど、十勝の地元で、今は幕別町なんですけど、もともとは忠類村で、ナウマンゾウ記念館みたいなのがあったんですけど、あいつがその日着てきた服が、ゾウのデザインだったんですよ(笑)。たまたまなんですけど。だから張り切ってそこで写真撮っていましたね。ちょっと思い出には弱いけど。気付いたら、なんだかんだ一緒にいますね。年も近いし、もう気心も知れているので、なんだかんだいる時間は長いですね」

玉井「一番の思い出? なんだろう…杉浦さんとは結構一緒にいるし、一緒にいて楽しいんですけど、なんか良くも悪くも残っていない(笑)。これやったな、とか残っていない。ミヤさんとかだと、どこで嫌な思いしたとか。杉浦さんとは自分がこう落ち着いているんでしょうね。自然でいられているんだと思います。一緒にいて楽しいはずなんですけどね。マジで覚えていない。それぐらい自然でいるということです。(会話は)基本的にはいろんな世の中のことを聞いています」
【5】オレだけが知る相手の素顔を教えて
杉浦「(人の心に)ずかずかも、そこもうまくて。あいつが最初にずかずかは行かないんですよ。加藤(貴)とかが最初に崩したら、そこにすり込んでいく(笑)。最初はちゃんと(様子を)うかがっているんですよ。それは加藤(貴)もそうなんですけど、この人どこまで行って良いかなっていうのは、ちゃんと見極めています。今でこそ、ミヤさんとかもああいう感じですけど、最初の数年間はうかがっていた期間があるんですよ。それを経てなので。この期間があるから僕らも、常識がないわけではないのは理解しているので。初対面だったら、それは違いますよ。だからちゃんと、石橋は叩いているんですよ。高速で、先に飛ばしているヤツを行かすタイプですね。後ろに付いて行ったら捕まらないだろうという。でも、もうみんな知っていて意外じゃないですかね。ちょっと腹黒いところとか。でも、コミュニケーションがうまいですね。だから、野球でああいう(スクランブルな)場面で行けるんですよ。状況が読めるから。つながっていますね、やっぱり。試合展開とか、自分が求められていることとか、客観視できるんですよね。それは野球につながっている。ということにしておいてください」
玉井「寡黙な感じですけど、結構、話し始めたらね。うまい感じに言えないですけど、悪い感じになっちゃう。あふれる知識を…やっぱ隠しきれないというか、披露したい分、いい感じに言えないな…。やっぱあふれる知識を世に出したいというのがあるから、思ったよりもしゃべりますよね。ロッカーでも。なんかうまく表現できないな。最近でも、これうんちくだ! って思うことあるんですけど、忘れちゃいますね(笑)。ちょっと前にも僕の言ったことに対して、なんだったっけな~。思い出せないです。マジで。あと、立ち位置がうまいですね。あの人は。責めすぎず、責められすぎず。ミヤさんとかに詰められても、最終的に杉浦さんのせいにすれば、そこで落ち着くところもあるので。ミヤさんも杉浦さんを責めることはない。人としてちゃんとしているから。信頼があるんですよ。知識もあるし」
