8年ぶりのキャンプ帯同で新鮮だった川井流 特別なシーズンに向けて強固な基盤を《河合GM竜の眼》
経営面も全力でコミット
今月20日の取締役会において取締役GMに就任させていただくこととなった。クラブの強化に加え、経営面も含めて責任を負うことになるが、石水創代表取締役社長、近藤亜実取締役COOと力を合わせ、全力でコミットしていきたい。まずは来年6月にしっかりとJ1昇格という目標を達成するために責任を持って結果を出していきたいと考えている。
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頼もしくもあったキャンプの風景
チームは現在、沖縄の金武町で1次キャンプを行っている。今年は私も現役時代以来、8年ぶりに帯同し、選手たちの動向を間近で見ることができている。天候にも恵まれ、非常に良い環境の中でチームの雰囲気も良く、有意義なトレーニングをできていることが頼もしくも感じられた。
川井監督がオーガナイズする練習メニューはどれも新鮮で驚かされることが多い。第1クールはボールを使いながらコンディションを上げ、フィジカル、走力、メンタル的なトレーニングが主だったが、非常に選手がスムーズに動けるように計算されており、選手たちはストレスなく流れるように次々とメニューをこなしている。給水における導線までがオーガナイズされており、60分もしくは長くても70分程度の短い時間を効率良く使っている印象だ。
攻撃的なチームにしていくためには 川井監督のこだわり
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昨年の課題でもあったパスの質に関しても、強弱、角度、回転、つける足についても厳しくコーチ陣から指導が入る。プロで長く経験を積んだ菊地ヘッド、小川コーチの声掛けの質も非常に良い。トラップ一つにしても止める位置までこだわり、パスは「前足」に出す。「前足」とは相手ゴール方向に向かう前方の足のことを指す。もちろん、相手から離れるために遠い方の足を選択する場合もあるが、川井監督は基本的に「前足」につけることを意識付けしている。そういうことをベースに一つ一つ落とし込んでいけば、非常に良い攻撃的なチームがつくられていくだろうと期待感が湧いてくる。
選手全員の特長を細かくチェック
川井監督自身もチーム全体を細部まで良く見ている。それぞれのGPがどんな癖を持っているかもトレーニングを見ながらチェックしていた。普通の監督であればGPコーチに任せてしまうことも多いと思うが、しっかりとそこも自分が見てあげないとフェアじゃないよねと話していたことは印象的だった。GPの練習が孤立しないよう、まさにチーム全体のバランスを考え、一人一人を重要なピースとして捉えているということだろう。
練習試合で見せた川井コンサの片鱗
チーム最初の対外試合となった浦和戦では1-2で敗れたが、内容的に悪くはなかった。第1クールで取り組んだ守備のオーガナイズがされており、川井監督が求めていることが出せたと思っている。攻撃面はまだ着手していないということだったが、DF中村桐耶が先制点を決めてくれたことは好材料だった。
第2クールは攻撃面の戦術練習も徐々に取り入れていったこともあり、対外試合2戦目の琉球戦では45分×3本の中で3-0で勝利した。複数得点を取れたこと、失点が無かったことは評価したい。ただ、結果だけを見ると快勝だが、おそらく川井監督のやりたい攻撃、フットボールというのはまだ見せられていない印象だった。攻撃の引き出しも、監督の中にはまだまだあると思っているので、今後の楽しみとしたい。
チームの軸となる主将に求めること
練習試合では何人かの選手がキャプテンマークを巻いた。誰が今年の主将を務めるのか気になる方も多いかと思うが、もう少し待てば発表される時がくるだろう。監督の中にはおそらく答えは見えてきているはずだ。個人的には監督のフットボールを体現してくれる選手、クラブのフィロソフィーを体現してくれる選手になってほしいと思っている。チームが悪い状態の時でもそれを立て直せるような声掛けができ、チームを引っ張ってくれる選手になってもらいたい。
沖縄での練習試合は25日に行われるG大阪戦が最後となり、チームはオフを挟んで熊本での2次キャンプに向かう。私もこのまま沖縄の最後まで帯同し、熊本でのキャンプも視察に赴く。百年構想リーグの開幕まではあと2週間ほど。秋春制につながる特別なリーグに向け、しっかりとチームの基盤をつくってもらいたい。
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