スケート高木美帆 「最高の締めくくり」 集大成舞台で堂々表彰台【スピード世界選手権】
スピードスケート世界選手権の女子オールラウンド部門で総合3位になった高木=共同
オールラウンド部門 総合3位
【ヘーレンフェイン(オランダ)共同】日本女子最多の五輪メダル通算10個を獲得したスピードスケートの高木美帆(31)=TOKIOインカラミ、帯広南商高出=が8日、オランダのヘーレンフェインで行われた世界選手権のオールラウンド部門で総合3位に入った。現役最後として臨んだ大会を表彰台で締めくくり「すごくラッキーなスケート人生だった」と感慨に浸った。
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十勝管内幕別町出身の高木は15歳で2010年バンクーバー冬季五輪に出場。4度目となった今年2月のミラノ・コルティナ五輪では銅メダル三つを獲得し、今月に現役を退く意向を表明した。伝統ある世界選手権のオールラウンド部門は短距離から長距離の4種目総合で争い、レース後は功績をたたえる引退セレモニーも行われて歓声に包まれた。
■8日の世界選手権最終日 オランダのヘーレンフェインで短距離から長距離の4種目総合で争うオールラウンド部門の後半2種目が行われ、今大会限りで現役を退く女子の高木美帆が総合3位に入った。後半最初の1500メートルは1分53秒48で2位、総合トップで迎えた8人による最終の5000メートルは7分1秒50で6位だった。佐藤綾乃(ANA)は1500メートルを終えて総合8位だったが、規定により最終種目には残れず同9位となった。男子の日本勢は最後の1万メートルに進めず、蟻戸一永(ウェルネット)は同13位、土屋陸(白銅)は同16位だった。男子はサンデル・アイトレム、女子はラグネ・ビクルント(ともにノルウェー)が優勝した。(共同)
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電光掲示板の表示を確認して…
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最後の女子5000メートルで力を出し切り、電光掲示板に表示された総合順位の「3」を確認した高木は万感の思いで両手を突き上げた。「自分ができる中で、最高の締めくくり方ができた」。競技人生の集大成となった伝統の大会で、堂々と表彰台に立った。
総合首位で迎えた最終日。ミラノ・コルティナ冬季五輪で6位に終わった1500メートルで「この感じ、と思えるスケーティングができた」とスムーズにスピードに乗り、2位と好走した。久々に滑った5000メートルも粘って意地を見せた。
女子1500メートルで滑走する高木=共同
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五輪では通算4大会に出場し、夏季を通じて日本女子最多のメダル10個を積み上げた。レース後は、五輪メダル7個のサブリコバ(チェコ)とともに引退セレモニーに臨み、万雷の拍手を浴びた。「すごくラッキーなスケート人生だった」とうっすらと目を潤ませ、感慨に浸った。(共同)
引退セレモニーで「ありがとう。さようなら!」
スピードスケート女子の第一人者、高木美帆は現役ラストと表明した大会を終え「最後まで楽しめた」と、すっきりとした笑顔を見せた。
スピードスケートが国民的人気を誇る本場で聖地と呼ばれる会場はぎっしりと観客で埋まり、大歓声の中で滑走。五輪金メダリストの姉の菜那さんや両親も見守った。試合後には引退セレモニーが催され、国旗を手にしながらリンクを周回。マイクを向けられると「ありがとう、さようなら!」と英語でファンにあいさつした。
引退が惜しまれるほどの滑りを見せたが「決断に後悔はない」ときっぱり。「数日たったら『めっちゃ寂しい』とか言っているかもしれないが、次の人生が楽しみな部分もある」と新たな道に思いをはせた。
女子5000メートルを終え、笑顔で歓声に応える高木=共同
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長く指導したオランダ人のヨハン・デビット・コーチは、レースを終えた高木と抱擁。「素晴らしい結果を残したが、もちろん悲しい気持ちもある。人間としても素晴らしく、みんなが彼女を尊敬している」と語った。(共同)